犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

樵が焼くやきとり

2024-04-03 22:04:38 | 食べる

写真:東飯能のキコリヤ

 私の住んでいる飯能のカフェのマスターに誘われて、飲みに行きました。

 西武線飯能駅ではなく、JR八高線の東飯能駅近くにある焼き鳥屋さんです。

 建物がしゃれている。

 看板が小さくて、焼き鳥屋とは気づきません。

 店名はキコリヤ

「ここ、金曜日と土曜日しかやっていないんですよ」

「週2日だけ! よくやっていけますね」

 外観だけでなく、店内も、ふんだんに木が使われています。

 全席カウンターで、端のほうはコの字になっていて、15席ぐらい。広い店ではありません。ご夫婦で切り盛りするには、精一杯の広さかも。

「いつオープンしたんですか?」

 40代ぐらいのご主人に聞きました。

「3年前です」

「金土以外の曜日は何をしてるんですか?」

「きこりです」

「樵(きこり)?」

「はい、木を伐っています」

「だから店の名前がキコリヤなんですね」

 飯能は、昔、林業が主産業で、近隣の森で切り出した杉や檜の原木を、荒川の支流を使って江戸に運んでいたそうです。江戸では、西のほうから川で流れてくる材木ということで、「西川材」というブランドが確立していたとか。

 その名残で、今も製材所が残っています。

 このお店も、建物・内装に、西川材を使っているのでしょう。ご主人みずから伐り出した材木なのかもしれません。

 メニューは、焼き鳥がメイン。それ以外の料理はほとんどありません。

 私たちはビールと、「おまかせ7本(+2品)」を頼みました。

 7本まとめて出てくるのではなく、焼きあがった順に、1本ずつでてきます。

 最初はささみが出てきました。

(新大阪の小鉄もそうだったなあ)

高級焼き鳥、小鉄

 大阪に赴任していたとき、家の近くの焼き鳥屋さんによく行きました。備長炭を使ったお店で、日本の地酒の種類も多かった。

 キコリヤのほうは、炭火焼ではなく電気、地酒はほとんどないのが少し残念でした。

 また来たいと思いますが、金土だけの営業なので、次、いつ行けるかな。

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