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犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

大統領の思い出~金泳三②

2007-12-15 08:48:42 | 近現代史

 今年の流行語はKYで「空気読めない」の略語だそうですね。

 では,YSは?

 これ,最近はあまり目にしない表現かもしれませんが,金泳三大統領の略称(ヨン/サムの最初の文字)で,在任中は盛んに使われていました。一時期,韓国の政界を三人の金さん(金泳三,金大中,金鍾泌)が牛耳っていて,区別のために泳三はYS,大中はDJ,鍾泌はJPと呼ばれていたのですね。比較的最近の記事でも使われています(→リンク)。

 ところで,YSは,ソウル大哲学科出身だそうです。

 彼の在任中に流行ったアネクドート。

 ソウル大学在学中,キャンパスの中で,遠くから外国人教師が歩いてくるのが見えた。

「よし,いっちょ英語を使ってみるか」

と考えた若き日のYS,していた腕時計をはずしてポケットにしまい,教授に近づくと

「ホワット イズ タイム?」(今何時ですか(のつもり))

 外国人教授,流暢な韓国語で,

「おお,さすが哲学科の学生だ。深遠な質問(時間とはなんぞや?)をする」

と感心したとか。


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