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犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

2006年回顧~犬

2006-12-29 00:19:20 | 犬のいる生活
 2006年,わが家の最大のニュースというのは,やはりでしょうか。食べる犬じゃなくて,飼う犬。

 家族がソウルにいる頃は,子どもも小さかったし,マンションだったし,何より妻がいろんなアレルギーで,掃除魔。犬の毛なんかとんでもないと言っていたので,いくら子どもがせがもうが,断固願いを聞き入れてやりませんでした。
 ところが,どうした風の吹き回しか,今年の初め,突然

「今度犬を飼うことになった」と連絡が入った。

「えっ,犬,嫌じゃなかったの?」

「いやね,この犬,毛が短いし,ぜんぜん臭くないの。それより,この子,どうもうちに飼われる運命にあったみたいなのよ」
(おやおや,「運命」か)。

 しかし,bosintang(補身湯=犬鍋)というハンドルネームを持つ主人に飼われるというのも数奇な運命です。
 なんでも,次女の友達の家がブリーダーをやっていて,安く譲ってくれるという。れっきとした血統証つきということですが,「ウィペット」とは聞き慣れないなあ。
 ウサギ狩り用の狩猟犬で,日本ではまだ知名度が低いらしい。走るために生まれてきたような犬で,中型犬としては最速。時速60キロで走るそうです。
 メールで送られてきた写真を見ると,精悍ではあるもののかわいいという感じではない。鹿かコヨーテか。骨と皮(筋肉?)ばかりで,ちっとも食欲をそそられないのは幸いと言わなければなりますまい。

 すでに生後5カ月で,もう名前がついていた。

 ハイジ

 これで妻は,ピーンと運命を感じちゃったんですね。その理由は後ほど説明するとして…。

「でも,オスなのよ。」

 おっと~。
 実は,私自身,なかなかの動物好き。子どものころからいろんな生き物を飼っていました。幼稚園時代の犬に始まって,カメ,小鳥(十姉妹,カナリア,インコ),ネコ,鈴虫,トカゲ…。
 最初に飼った雑種のメス犬も,もらったときに名前がついていて「マル」。メスなのに。性と名の不一致です。
 後年飼った雑種猫は,これはこっちで名前をつけた。「マリ」です。赤ちゃんのときにもらって,コチュ(生殖器)があるのかないのかよくわからず(ネコの場合,発情期を除いてほとんど見えない),メスだと思ってつけたんですね。あとでオスだとわかったものの,まあいいや,と。いい加減なものです。
 で,今回の「ハイジ」はオス

性名の不一致」は我が家のペットの伝統のようです。

 なぜこれが「運命」なのか。なぜなら,我が家のマンネ(末っ子)の名前が,「クララ」だからなのです。オスなのにアルプスの少女の名をもらったのは,うちに来る運命だったからだ…。

 というわけで,あれほど動物を毛嫌いしていた妻が,今ははまってます。

「毛は短くて,抜け毛がぜんぜん気にならないし,ウンチやオシッコも,このドッグフードをやってるかぎり匂わないんだって。久しぶりに子育てしてるみたい」

 以来,我が家は犬中心に回っています。
「犬の心理と行動」「犬のしつけ」…。犬関連の本がいったい何冊あるんだろう。

 狩猟犬で,今のスマートな体型を維持するためには毎日体重と同じだけのキロ数を散歩させなきゃなんない。体重が12キロだから、計算すると,一日3時間!。朝夕にわけて毎日2回,散歩させるという。
 お蔭で,妻の体もどんどんシェイプアップされていっているようです。夜は夜で,布団の中でいっしょに寝てるし……。

 私に対する愛情と関心は,明らかに半減しました。

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