「今週の日曜日、どこ行った?」
「えっ? うーんと、別に予定ないけれど」
「いや、違うよ、今週の日曜日だって。おとといのこと」
ある火曜日にコリアンバーで交わした会話です。
「だって、今週の日曜日っていったら、次の日曜日のことでしょう?」
「違うよ。次の日曜日は来週の日曜日」
どうも、韓国では「イボンチュ・イリョイル(今週の日曜日)」というと、次に来る日曜日のことをいうようです。
「一週間は日曜日から始まるでしょう?」
「いや、月曜日から始まりますよ。だって、週末っていったら、土曜日と日曜日のことでしょう?」
「……。そりゃま、そうだけど…」
キリスト教圏では、神様が6日間で地球を作って、次の日に休んだからとかなんとかで、一週間は月曜日に始まって、日曜日に終わる。したがって、平日に「今週の日曜日」というと、これから来る日曜日を指します。
しかし、日本では、一週間は日曜日に始まるので、平日に「今週の日曜日」と言えばすでに終わった日曜日のことをいうのが普通の感覚ではないでしょうか。
いちおう辞書を引いてみると、
いっしゅう【一週】➀日曜日から始まり土曜日に至るまでの七日間をまとめて呼ぶ呼び方、②七日間(新明解国語辞典第四版)
と、ちゃんと日曜日から土曜日までということが明記してある。ところが……
同じ新明解の、今年1月に出た「第七版」では衝撃の事実が…
いっしゅう【一週】➀日曜日に始まり土曜日に至るまでの七日間をまとめて呼ぶ呼び方[月曜日に始まり日曜日に至るまでとする見方もある]、②七日間
なんと、[月曜日に始まり日曜日に至るまでとする見方もある]という追記があるではないですか。
これにより、日本人でも(たぶん若い世代)、一週間の始まりを月曜日と見て、「今週の日曜日」を次の日曜日の意味で使う人がいるらしいことが判明しました。
なお、同辞典の「週末」は、
しゅうまつ【週末】その週の終り。[日曜から週が始まると考えた場合も、月曜から週が始まると考えた場合も、土曜の午後もしくは金曜の夕方から日曜にかけての仕事休みを指す]ウイークエンド。
一週を日曜から始まると考える私のような場合の「週末」との矛盾は解消されていません。
私は、韓国は日本と同じで、一週間は日曜に始まるんだと思っていました。韓国にいたときはいつもそのような使い方でしゃべっていましたし、韓国のカレンダーも日曜日がいちばん左端にあったような気がします。
もしかしたら、韓国でも昔は日曜始まりで、時間が経つにつれて、月曜始まり派が増えてきたのかもしれません。日本にもそのような動きがありますが、韓国の変化のスピードのほうが早いのは、もしかしたら韓国のクリスチャン比率が高いからかも。
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とか 約束すれば済む話なのですが
日曜日に関しては 「来週の日曜日ね」
って話になると 来週ってことは、次の次の日曜?
それとも 次の日曜って事?
などと 面倒な確認が必ず出ます
お互い日曜が始まりと分かっている場合でも
相手は 分かってないかもしれない
と思うと.... ついつい確認するクセ
があります
確実なのが ○月○日の日曜日と言うのが
簡潔に伝わります
それでも ○月○日の日曜は,,,次の日曜日ってことだね!なんて(笑)お互いもう一度
確認してしまうところが
おばさんなんですよね↓↓(笑)
「今度の日曜日」がいいかな。