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犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

ジャカルタ便り~じゃかるた新聞

2019-07-26 23:54:21 | その他アジア諸国便り
 ホテルでは、日本人の宿泊客には、毎朝、日本語の新聞がサービスで部屋に届けられます。名前は「じゃかるた新聞」。8ページの薄い新聞です。ジャカルタ在住の日本人向けのニュースや生活情報が載っています。

 この日の1面トップは、インドネシアの与野党の党首が会談したというニュース。

 インドネシアでは4月に大統領選挙ほか多くの議会選挙が行われ、多数の死者が出たということは、このブログにも書いたことがあります。

 その結果について、野党側は不正があったと抗議し、対立が続いていたようですが、ここに来てやっと和解したもようです。

 最大野党グリンドラ党のブラボウォ・スビアント党首が、最大与党・闘争民主党のメガワティ党首の自宅を訪れ、2時間会談。メガワティ氏は手料理のナシゴレンでもてなして、和解を「演出」したとのこと。

 ナシゴレンというのは、インドネシアの「焼きめし」ですが、こんな「演出」に用いられるような食べ物なんですね。

 じゃかるた新聞には、「みなみ十字」という欄があって、JJS(ジャカルタ日本人学校)の子どもたちの作文がいくつか載っています。

 小学校4年生の作文が面白かった。

題して「インドネシアに来ておどろいたこと」

 ぼくは、インドネシアに来ておどろいたことがたくさんあります。一つ目は、道を歩くことができないことです。ジャカルタでは、ちゃんとした歩道がないし、バイクが道はばいっぱいに走っているので、危なくて歩けません。ときどきジャカルタの子どもが道を歩いたり渡ったりしているのを見ると、危ないのにすごいなあと思います。

 二つ目は、水道の水が飲めないことです。日本にいた時はいつでも水道の水を飲むことができたけど、ジャカルタの水はあまりきれいではないので飲むことができません。ぼくの家ではアクアのガロンを毎週届けてもらっています。

 これからもインドネシアと日本の違いをたくさん見つけて、日本の友達に教えてあげたいです。


 インドネシアは、バイクが奔流のように走っていて、確かに危ない。日本の子どもたちは、道を歩くことを禁じられているんでしょう。出かけるときは、運転手付きの車かタクシーなんでしょうか。

 水道水が飲めないのは、アジアでは普通じゃないでしょうか。韓国ソウルの水道公社は、水道水が飲めると宣伝していましたが、市民は信用せず、ミネラルウォーターを買って飲んでいます。

 小学生にとって、ジャカルタの生活は驚きの連続なのでしょう。
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