犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

北朝鮮から贈られた豊山犬の末路 その3

2022-11-26 00:03:39 | 韓国雑学
写真:北朝鮮から贈られたソンガンイ(雄)とコミ(雌)

Korea World Timesに寄稿した記事のリンクです。

文在寅氏 北からの犬を離縁? 韓国前大統領もはや愛想も尽きたのか

日朝会談 マツタケ300箱はどこへ? 文在寅氏も困る北朝鮮の贈品

 韓国の文在寅前大統領の「愛犬家」ぶりは以前にも書いたことがあります。

文在寅は犬公方?

 また、北朝鮮の金正恩から贈られた豊山犬とその子孫についても。

北朝鮮から贈られた豊山犬の末路

北朝鮮から贈られた豊山犬の末路 その2

 大統領退任後は豊山犬のつがい(コミ、ソンガンイ)と、その子孫(タウニ)を私邸に引き取って飼い続けてきましたが、突然、国家への引き取りを要求しました。

 これを言い出したときは、「3匹全部引き取れ」ということでしたが、実際に引き取らせたのはコミとソンガンイの2頭だけで、その子どものタウニは引き続き文在寅氏が飼い続けるようです。

 引き渡しのときに次のような会話がかわされたんじゃないでしょうか?

文「3匹とも引き取ってほしい」

大統領記録物館係員「あれ? タウニの父親はソンガンイじゃなくてマルじゃなかったんでしたっけ?」

文「あっ、そうだったっけ。(今さら本当のことは言えないなあ)。じゃ、タウニは残してもいいよ」


 マルは、文在寅氏が以前から飼っていた豊山犬で、2007年12月生まれ。

 コミが二度目の出産をしたのは2021年6月。文大統領は、父親がマルであると発表しました。もし発表通りなら、コミと交尾したのは満13歳半です。

 豊山犬の寿命は12歳ほどなので、13歳半での交尾は常識的には考えにくい。

韓国では犬も数え年

 しかし、文大統領は「南北友好」を演出するためか、「自分が飼っていたマルと、金正恩氏から贈られたコミの間に生まれた」と発表しました。

 私は、この発表は嘘で、タウニの実際の父親は、やはり北から贈られたソンガンイだったんじゃないかと疑っています。

 文在寅氏は今回の「返還」のとき、さりげなくタウニもいっしょに返そうとしましたが、「タウニはマルの子」と発表しちゃった手前、引っ込みがつかなくなった。男子直系を重視する韓国社会で、自分の飼っていた雄犬の子どもを「離縁」すると、批判されるおそれがあると思ったんでしょうね。

 今回の騒動を見ると、「文在寅氏は愛犬家」というのが疑わしくなります。

 なお、犬の名前について、最後のイ音は呼び名を表す語尾。本来の名前は「コム、ソンガン、タウン」ですが、呼ぶときは「コミ、ソンガンイ、タウニ」となります。韓国語の記事には両方の表記が見られますが、今回の記事では「イ」をつけたもので統一しました。

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