日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

薫風だよ 丹沢・白山コース

2013-05-07 08:52:11 | ふさおまき(オス)日記

風薫る5月、ぽっかり空いた半日は丹沢の東端に、森林ウォーキングに行ってきました。
白山・巡礼峠コースという名称の持つ厳しそうなイメージとはかけ離れた、
森林浴満喫のヒーリングタイプコースです。

11時過ぎのスタートは、小田急線本厚木駅から神奈川中央バス・宮ヶ瀬ダム行きで20分、飯山観音前からです。

 (画像はクリックすると拡大します)

カワセミが飛びそうな川を渡ると、すぐに喧噪を離れて緩い登り道にはいります。
しかし、一番最初に目にとび込んできたのが消防車。
そういえば、ついさっきも交差点をサイレンならして通り過ぎる緊急車を見たばかりです。
後で分かったことですが、登りの途中で足をくじき、動けなくなった女性がいたとの
連絡が消防に入っていたそうです。レスキューの方々が捜索にあたる姿を私たちも
登山道で見ましたが、なかなか発見できないようでした。
森林ウォーク、といって軽い気持ちではいけません。気持ちをやや引き締めます。

5月初旬の山は、風に緑の香りをまとっています。つられて下山後に草餅を買ってしまったほどです。
それはそれとして、花も咲き競い目を楽しませてくれます。
階段を上って10分ほどで飯山観音、縁結びの御利益があるそうです。
お寺を過ぎると、分かれ道。男坂・女坂に分かれます。
問われる私たちの関係か?
しかしクールな決断は、私が男坂、彼女が女坂。
10分後に山頂で会おうと手を振ります。

 

男坂は一気に高度をかせぎます。
女坂を見下ろすことができますが、彼女はすぐにずっと先に行ってしまいました。
歩速は女坂の方が稼げるのです。

ただ、もちろん到達点が同じ高さですから、女坂の方が距離はあります。
私はぜーぜー言いながら9分後に登頂、彼女は14分後にやって来ました。
こんなところでまで時計をみてドナイスンネン、と自分につっこんだりしながら・・
登りきったところが白山で、森の高さを抜ける展望台があります。
関東平野を広く見渡し、霞がないときには東京タワーだって見えるそうです。

ここから先は、実に爽快な緑に囲まれた稜線歩きになります。
登りはほとんどありません。
雲の上を歩くような浮遊感覚を味わいながら、物見峠を越え、巡礼峠へと
降りていきます。
ところどころにこんな標識があるのが意外なほど、
俗世から離れた静けさを味わいました。


13時10分、下山。
するとすぐに俗世に戻るのが私たちの現金なところです。
大体お腹が減っていますから。
本厚木までバスで戻ると、ラーメン屋を目指します。
山を下りたらラーメン、という単純明快なカロリー補給。
それが目指す店が見つからず、
目に入ったスイス洋菓子店に寄り道。
ふわっとしたパンがすごく美味しい店です。「ポニー」さん、朝は7時から営業している
街に根ざしたお店ですね。ご主人も気さくに山のことを尋ねてくれたりして、間違いなくおすすめ。

あ、もちろん買ったパンを食べたのは家に帰ってからです。
何とか目指すラーメン屋さん「うずまき」を発見。

 

  

私は鶏そば、彼女は味玉いりラーメンを注文しました。
彼女の方は平打ち縮れ麺、私のは針金です。
麺の風味と歯触りもGOOD。
鶏スープを満喫する私と、海の味を楽しむ彼女。
かえっこしながら、お腹がくちました。



通り添いの緑をよくみると、赤いサクランボが沢山実って
鳥の声がかまびすしく聞こえます。
すっかりすっかり、体の芯までストレッチした一日となりました。