日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

遠い5メートル

2013-05-02 17:46:46 | マスターズ陸上(オス)

今日はグランドを独占!
14時の府中陸上競技場は狙い通りに空いていました。
部活の始まる16時頃までは、好きに練習ができるはずです。
慌てず騒がず体をほぐしまずハードルを使って股関節も大きく回せるのは、
すいている府中ならでは。
朝方の雨が嘘のような天気の良さもあって、
気分も体調も上がっていきます。

流しも終えて、いよいよ走り幅跳びです。
最初は踏み切り板を使わず、自分の好きなタイミングで、高く強く跳ぶようにしました。タンタターン、で右足を棒のように突っ張れば自動的にポーンと上昇します。
気持ちいい!

次は二歩助走で踏み切り板をつかいます。
あれ?板一枚と言うなかれ。無言の圧力で踏み切りのタイミングが、いたに支配され、

タンタターンのリズムが崩れました、
すると膝が曲がり、腰が落ち、跳ぶどころではなくなります。
うまく板の支配から逃れられるまで、数回繰り返します。
こうして、20メートル、34メートルと助走距離を伸ばし、タイミングた最後の三歩のリズムに納得がいったところで、
走り幅跳び用のスパイクに履き替えました。

専用スパイクを足につけてピットに立つと、少し背筋が延びます。助走の跳ね方も高くなります。
助走を確認するマークも10,8メートルと22メートルにおいてGO!
スピードに乗って、板に乗りました、、、、しかしスピードに推されて、引き上げ足を高く持ってこれず、前ばかりに進んでしまいました。
悪い癖です。
踏み切りが命、という走り幅跳びの真実は分かっていてもなかなか実現が出来ません。
速い助走になっても、踏み切りの一瞬に右足を棒のようにして板に叩きつけるさばきをして、
すぐに反対足を引き上げ上半身と一緒に持ち上げる。
高い角度の放物線を得たら、
前に回転しようとする力を打ち消すために、振り上げた左足を後ろへ降り戻すのです。
しかし、この上空半ばまでの動作でさえ、10回繰り返してようやくつかみ始められる程度。どこかで何かが出来なくなることがほとんどです。

ようやく納得できた頃には、筋肉が疲労して、踏み切りのタイミングを得ても踏ん張れずにつぶれることも。
ああ、難しい。

今日は20本以上跳んで、空中半ばまでうまくいったのが二度。
着地に向かって足を前に投げ出し、着地と同時に膝を緩め尻餅をつかないようにする、という動きまでは確立できませんでした。

練習終わりに、印をつけておいた、うまくいった跳躍の距離を測りました。
ジャスト5メートル。
うーん、シーズン入り直前、厳しいところですが、毎年スロースタートだし、
本番に強いのが自分の強みと言い聞かせましょう。

今年最初の大会まで、あと4日。