日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

ツマガリのクッキー

2012-05-04 19:15:22 | ふさおまき(オス)日記
彼女のお母さんがお土産にくださったツマガリのお菓子。
私にとっては特別です。

というのはこのツマガリ、私の生家からそれほど遠くない西宮市は甲陽園の坂途中に店を構えています。今なら当たり前に全国各地にある洋菓子やさんですが、西宮で買える御当地ものとしては、至極珍しいものでした。
しかも初めてであったのは、既に大学に入学していた私を訪ねて来た母の手土産でした。
一つ一つが袋に包まれ、甲陽園や周囲の地名を上手にあしらったネーミングがされており、何とも洒落た売り方をする店が郷土に生まれたものだと感慨に耽りました。
他府県からの移入家族だった私たちにとって、土地が持つ求心力は極めて低く、それだけに郷土を誇るようにお菓子を作るこの店に、自分の錨の一端を下ろした気持ちでいるのです。

思いでのお菓子は、病み上がりのお腹も優しく満たしてくれます。

天井の板目で思い出す

2012-05-04 11:12:52 | ふさおまき(オス)日記

たった3日前、宮島・岩惣さんの部屋で寝ているとき、

天井を見上げると板目材がくんでありました。

ちょうど子供のころ住んでいた、今は建て替えてしまってない自宅の部屋を

思い出します。

あのころ、天井をわざわざ眺めるのは病気で寝ているときだけ。

ひ弱でしょっちゅう高熱を発していた私は、目を覚まして向き合う板目天井が

ぐるぐる回っているように見えるのでした。まるでウルトラQのオープニングのように。

大人になると、そんな板目を好ましく見上げる余裕があるのだな、などと成長を

密かに喜んでいたら、

帰宅翌日、早速高熱を発しました。

久々の38度8分。

目が回る感覚はあのころのままです。

ただマンション住まいの天井は白い壁紙が張ってあるので、

実際に回っては見えないのが少々残念などと笑いながら、

発熱慣れしているのは、子供のころの経験があったからかとも思います。

 

ですので昨日は外出もやめてひたすら自宅でおこもり作業、

ワープロと5時間向き合うと、いったん昼には下がりかけていた熱はまた上昇していたり

したのですが、そこはもう大人。

夕飯を食べるのも、風呂にはいるのも、妻とのおしゃべりもやめて

すぐにベットへ直行して、ひたすらサウナ的解熱法に励んだのでした。

 

おかげさまで今朝には37度まで熱も下がり、

お医者さんの検査でもインフルエンザは陰性でした。

 

思う板目に熱が来る

熱が来たとき板目無し

 

面白いねえ。