日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

大腸内視鏡検査→ホッとお祝い

2009-12-01 22:10:15 | ふさおまき(オス)日記
さて、年に一度の内視鏡検査で東海大学付属東京病院に参りました。
すっかりお腹の中を抜いて、朝、病院に向かう途中、
参宮橋駅近くでこんな人だかりが。

何か大売り出しか?と思ったら、皆さんが並んでいるのは
代々木庵というおそば屋。地元の人々の昼食御用達としていつも
賑わう店なのですが、行列ができたりすごい売れ筋商品がある
わけではありません。
よく見ると、モニターにカメラ、なるほど何かの撮影で
エキストラが集まっていたんですね。エキストラって面白いのは、
寄せ集めだから、集団なのにお互いの会話だとか、微妙な人のつながりが
全くない。ディレクターの指示で、何らかの動線が作られなければ、
ほんと人形が並んでいるような感じがするのです。

などと見やりつつ、10分で東海大病院へ。
この検査、やったことある人にはよく分かる、至極準備に時間がかかり、
倦怠感の中に半日が過ぎていくのですが、私はそう言った被験者の中でも
特に選別された存在なのです。えっへん。
腸が、長くてくねりまくっているらしいのです。つまり、軟性内視鏡とはいえ、
曲がるごとに中から押されて痛みを感じるのですが、私の場合は
あっちこっちでぶつかってきて、あまりに痛みを訴えるもので、
ここ3年は途中敗退、あ、医者がですが・・・つまり腸の奥まで行き着かず、
まあ大丈夫でしょう状態だったのでした。
それが、今日の担当に当たった女性のお医者さんは違いました。
検査室に会って、なかなかライトな感じでニコニコしながら、
「ふさおまきさん、すごく腸が長いんですってね。時々いるんですよね、
そう言う方、ふふふ」うう、名料理人が高級食材を前に喜んでいるような雰囲気。
ただ、私の方は完全にまな板の上の鯉状態気分になれました。
あとはなすがまま。今日も大騒ぎでした。いてー、うわっ、ぐふぐふぐふ、
いてーの繰り返し。その都度、先生と看護士さんが、肩をゆっくり叩いてくれたり、
痛いのはここだけですよ、などと”なだめすかし”てくれて
ずんずんお腹の深くへ内視鏡が入りました。
そして本人知覚時間にして10分後、本当はそんなにかかってないのかもしれませんあ、
「やったー最後までいきましたよ」という声。
どうやら、大腸を破ることもなく、内視鏡は小腸の境まで到達してくれました。
ここまでの間で、ポリープなどの異常も無し。
多めに投与された鎮静剤にふらふらしながら、なぜかにやにやする私でした。

あんまり四の五のいうのはなんですが、やはり年に一回の検査で再発が見つからないと
ホッとします。切迫感があるわけではないのですが、なんか心にひっかかっているものは
ありますから。

で、自分へのお祝い。
高島屋に行って栗のお菓子を買おうと、ケーキ売り場を回りました。
あるある、高島屋は特に多くのパティシエのケーキを一カ所に集めて
ショーケースに入れているコーナーがあり、いろんな形のモンブランが
並んでいるのです。
うう、あれもいいこれもいい、と相変わらず優柔不断に諸国名産コーナーに
向かったところ。

おお、すやの栗きんとんではないですか。ほっこりと、落ち着いた甘みが
絞り込まれた中津川の名品は、ふさおまき夫婦の大好物です。
すっかりモンブランのことは忘れ、6個入りを所望しました。

家に帰って、お母様におおくりいただいた上品で味わい深い煎茶を60度のお湯でいれて
いただき、遅めの秋をお腹に落としていったのでした。

長く、幸せな一日でした。