世界くんは背が低く小さいのだが、なかなか足が速く、リレーメンバーにいつも選ばれる。今回も勢いよく、トップを守って走りぬいた。春ちゃんは遅くはないようだが、自分ではものすごく遅いと思っているようだ。何でもよくがんばっていることがわかったし、がんばらなければいけないということをわかっていると思う。
空はよくやってくれて、写真も撮ってくれたし、暑さに耐えてごくろうさんだった。5年前の空が6年生の時は、4人が出場するので関係ない種目がほとんどなく父母ともにいそがしかった。来年はとうとう世界くんひとりになってしまう。それもさみしい気がする。
午前中に訃報が入った。空の同級生のお母さんで、私の同級生の奥さんでもある。知多半島で5店舗ぐらいという中小スーパーをやっている若社長夫人なのだが、決して気取ることなくいつも惣菜コーナーの奥で働いている人だった。私の顔を見つけると大きな声であいさつしてくれた。4人の男の子を残して、これからという時に、何と言えばいいのか言葉にならない。空が卒業してすぐのころ、買い物で会ったときに、息子が心配していたけど元気になったねえと話をしたのが最後か。ひょっとすると、もうあのころは人の心配どころではなかったのかもしれない。だんなさんは、私の2年前のPTA会長だ。私を同級生のよしみで、PTAに誘い込んだ張本人ではある。まじめでがんばり屋で、人がらは申し分ないが、ちょっと抜けたところのあるそれだけに人間味あふれる男だ。あの家族で、お母さんがいなくなるということは想像もつかない。
男の子は足がくさい事ぐらい、なんでもない!世界君、元気が一番だよ~。
世界君、かっこいい!!
空君もカメラマンなどお疲れ様でした。