151107 打ち直してもダメなわた

きょうは曇り空でも、予定にない打ち直しで機械を動かしていそがしかった。
どうしても使ってほしいというわたの場合は、極端に悪くても打ち直して作る。
しかし、作る側からしてもどうやってもいいふとんにはならないわたもある。
うちのやり方として、せっかくお金をかけて打ち直し作るだけのわたでなければやらない。
それでもかまわないから使ってやってほしいと言われても、断る場合もある。
うちが作ったふとんだというのにこんなカチカチで干してもふくらまないでは困る。
きょうはそんな悪いわたがあって、打ち直している時からやはりダメだと感じた。
先代のころは何でも打ち直して作って稼げればいいということも多かった。
そのために何人のお客さんが打ち直しに落胆しわたのふとんをやめてしまっただろう。
羽毛なんかより綿わたの方がはるかにすぐれたふとんだと証明してゆくのは難しい。