キラキラ

毎日の生活を写真と共に綴っていきます。

90歳 何がめでたい!!

2022-02-13 11:47:53 | Weblog

「90歳 何がめでたい」 佐藤愛子 著

2月2日(水)に読了。

 

文の雰囲気が美容院で読む週刊誌のそれに似ているなぁ~、

と思っていたら、2週間に1回担当していたコラムを纏めた

本でした。

佐藤氏らしい反骨精神バツグンの勢いのある文章が

小気味よかった!!

 

 

 

(肩を張らずにリックスして読み進み。)

 

 

 

一番面白かったのは、「蜂の気持ち」の章で

「まったく、すずめ蜂という奴はロクなもんじゃない。蜜を集めて

 いるわけじゃなし、何の役にも立たねえ しようがねえ奴だ・・・。」

 ~ ~ ~   。

夏場に行く北海道の別荘の近所の親父さんの弁。

 

 

 

 

 

 

(この笑顔に98年の歴史が。)

 

 

 

ただ一つわかることは、生きものすべて、人間に

利用されるために生まれているわけではない、

ということである、と著者の弁。

(人間も自然の一部なのだ。と誰かが言っていた!!

 のを思い出して・・・。)

 

 

 

(新聞で、こんな本の紹介記事も見つけました。)

 

 

その次がオモシロイ!!

 

 

「すずめ蜂はすずめ蜂として生かしめよ!」

拳を上げて叫んでみるが、その気配に飛んでいたすずめ蜂を

驚かせて刺され、ミ、ミカタなのにィと叫んで死ぬーー

 

(私の弁 → そういうことってあるよなぁ~。ちょっと違うけれど

 味方だと思っていた人が本当は意地悪だったり

 『彼奴はぁ~。』と思っていた人物が とっても親切にして

 くれたり・・・。自分が失敗した時に、その人の真実が

 よく分かるよなぁ~。)

 

 

 

(佐藤氏は、この本で直木賞を1969年に受賞しました。)

 

 

 

最後は、

そういうことだってあり得るのではないか?

ないとはいえない。あり得ることだ。

そこがこの世を生きる難しさのなのですねえ。 と

結ばれていた。

(そうだ!!と同感しながら

 心の中でクスッ と笑ってしまった!!)

 

 

コメント
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