キラキラ

毎日の生活を写真と共に綴っていきます。

読書記録・その2

2020-03-19 12:58:02 | Weblog
① 新天皇論 保坂正康 著



(保坂氏は、ノンフィクション作家であり、評論家でもあります。)




読んでいて、明治・大正・昭和・平成のできごとで

今まで知らなかったことが、分かった部分もあって。




印象的だったのは、「平成の天皇による 『新天皇論』 という章で

お誕生日や退位の会見時などのおことばを4つにまとめています。







(昭和天皇と ともに。)





① 平成は「戦争を経験せぬ時代」であった。

② 象徴天皇像は私一代では できない。

③ 国民にこの像は理解していただいている。

④  皇后の和歌と国民の声との歩み







(ご一緒の時は、いつも気遣いを忘れずに。)





この4本の柱に支えられて、天皇はこの30年を形のある実り多い

在位期間であったと述懐されたのである。

と著者は、結んでいます。

(平成天皇は、美智子様についてもその在り方に感謝されています。)





また、令和天皇の即位後のおことばも紹介されています。







(ご家族で揃って。)





「ここに、皇位を継承するに当たり、上皇陛下のこれまでの歩みに

 深く思いを致し、また、歴代の天皇のなさりようを心にとどめ、

 自己の研鑽に励むとともに、常に国民を思い、国民に寄り添い

 ながら、憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合の象徴としての

 責務を果たすことを誓い、国民の幸せと国の一層の発展、そして、

 世界の平和を切に希望します。」

と述べられています。

(雅子様の体調は、今回復途上という報道が。どうぞ、無理をなさらないで。)


『憲法にのっとり』 という箇所が心に残ります。




② むらさきのスカートの女  今村夏子 著



(第161回 芥川賞受賞作品です。)




これは、読み易い本でした。

アッという間に読み終わって、ちょっと不思議な感じもする

ストーリーの運び方で、読み進むうちに、むらきさのスカートの女の

名前が分かって、黄色のカーディガンの女の正体も分かってくるという

独特なスタイルのものでした。


『コンビニ人間』 の小説に、どこか同じ匂いがするような・・・。

そして、むらさきのスカートの女を黄色いカーディガンの女が

ストーカーしているような・・・。


コメント
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