① 新天皇論 保坂正康 著
(保坂氏は、ノンフィクション作家であり、評論家でもあります。)
読んでいて、明治・大正・昭和・平成のできごとで
今まで知らなかったことが、分かった部分もあって。
印象的だったのは、「平成の天皇による 『新天皇論』 という章で
お誕生日や退位の会見時などのおことばを4つにまとめています。
(昭和天皇と ともに。)
① 平成は「戦争を経験せぬ時代」であった。
② 象徴天皇像は私一代では できない。
③ 国民にこの像は理解していただいている。
④ 皇后の和歌と国民の声との歩み
(ご一緒の時は、いつも気遣いを忘れずに。)
この4本の柱に支えられて、天皇はこの30年を形のある実り多い
在位期間であったと述懐されたのである。
と著者は、結んでいます。
(平成天皇は、美智子様についてもその在り方に感謝されています。)
また、令和天皇の即位後のおことばも紹介されています。
(ご家族で揃って。)
「ここに、皇位を継承するに当たり、上皇陛下のこれまでの歩みに
深く思いを致し、また、歴代の天皇のなさりようを心にとどめ、
自己の研鑽に励むとともに、常に国民を思い、国民に寄り添い
ながら、憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合の象徴としての
責務を果たすことを誓い、国民の幸せと国の一層の発展、そして、
世界の平和を切に希望します。」
と述べられています。
(雅子様の体調は、今回復途上という報道が。どうぞ、無理をなさらないで。)
『憲法にのっとり』 という箇所が心に残ります。
② むらさきのスカートの女 今村夏子 著
(第161回 芥川賞受賞作品です。)
これは、読み易い本でした。
アッという間に読み終わって、ちょっと不思議な感じもする
ストーリーの運び方で、読み進むうちに、むらきさのスカートの女の
名前が分かって、黄色のカーディガンの女の正体も分かってくるという
独特なスタイルのものでした。
『コンビニ人間』 の小説に、どこか同じ匂いがするような・・・。
そして、むらさきのスカートの女を黄色いカーディガンの女が
ストーカーしているような・・・。
(保坂氏は、ノンフィクション作家であり、評論家でもあります。)
読んでいて、明治・大正・昭和・平成のできごとで
今まで知らなかったことが、分かった部分もあって。
印象的だったのは、「平成の天皇による 『新天皇論』 という章で
お誕生日や退位の会見時などのおことばを4つにまとめています。
(昭和天皇と ともに。)
① 平成は「戦争を経験せぬ時代」であった。
② 象徴天皇像は私一代では できない。
③ 国民にこの像は理解していただいている。
④ 皇后の和歌と国民の声との歩み
(ご一緒の時は、いつも気遣いを忘れずに。)
この4本の柱に支えられて、天皇はこの30年を形のある実り多い
在位期間であったと述懐されたのである。
と著者は、結んでいます。
(平成天皇は、美智子様についてもその在り方に感謝されています。)
また、令和天皇の即位後のおことばも紹介されています。
(ご家族で揃って。)
「ここに、皇位を継承するに当たり、上皇陛下のこれまでの歩みに
深く思いを致し、また、歴代の天皇のなさりようを心にとどめ、
自己の研鑽に励むとともに、常に国民を思い、国民に寄り添い
ながら、憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合の象徴としての
責務を果たすことを誓い、国民の幸せと国の一層の発展、そして、
世界の平和を切に希望します。」
と述べられています。
(雅子様の体調は、今回復途上という報道が。どうぞ、無理をなさらないで。)
『憲法にのっとり』 という箇所が心に残ります。
② むらさきのスカートの女 今村夏子 著
(第161回 芥川賞受賞作品です。)
これは、読み易い本でした。
アッという間に読み終わって、ちょっと不思議な感じもする
ストーリーの運び方で、読み進むうちに、むらきさのスカートの女の
名前が分かって、黄色のカーディガンの女の正体も分かってくるという
独特なスタイルのものでした。
『コンビニ人間』 の小説に、どこか同じ匂いがするような・・・。
そして、むらさきのスカートの女を黄色いカーディガンの女が
ストーカーしているような・・・。