なんかつくってりゃしあわせ

なんかつくってりゃしあわせ。。。

無題

2014-06-17 19:09:49 | 雑感
他人の物をクレクレと言う人間のキモチが解らない

もしかしたら、ふざけ半分で言っている事かもしれないが
こっちにとっては真剣な問題であることだってあるのだ
人のキモチを汲めない人、と言おうか




そう、嫌な事をいま思い出した。


私は小学生時代にそのふざけ半分のいたずらで
毎日のように給食のおかずを全部差し出していたことがあった

自分の食べる物は毎日パンが一個


牛乳まで差し出した

その悪ふざけはあるとき起こった
給食は6人ひと班で食べるカタチだったのだけど
その中の男の子の一人が私にいったのだ

「このおかず、くれよ。」

私はやだ、と言う事が何故か恥ずかしくてできず、
「いいよ」と全部くれてやった

それを見ていた他の男子が悪のりをして
「じゃ、オレにはこっちをくれ」といった

その当時、誰かに何かをやって、その他の子がくれといったものを嫌がったら
「こいつ、あいつのこと好きなんじゃねえ?」と囃し立てられるのがオチだ

私は面倒くさくなって

「どうぞ」とそのおかずも差し出した

またそれを見てた他の男子が
「オレは牛乳欲しいな」と乗っかった

ついに私の給食はパンだけになった



恥ずかしいやら、くだらないわで、本当にその場から居なくなりたかった


毎日、そんな日が続いた

一ヶ月くらい経ったある日、同じ班の女の子が
「やめなよ!」と言ってくれたお陰でその悪ふざけが終わった
言い出しっぺの男子にしてみれば、救われた思いだったのではないだろうか


私は

そういう風にする人間だ






大人になった時

一番上の姉さんの家に遊びに行った時
たまたま私が身につけていた時計を見て彼女は言った

「いい時計してるね、いつくれるの?」
一度目は私は笑って済ました

姉の家に滞在中、あと2度程同じような事を言われた
姉にとっては戯れだったかもしれない


私は姉の家を出る時に姉にその時計を腕から外し、ポンと渡していった


「あげるから、大事に使って」


その時計は当時流行っていたロレックスのゴールドとシルバーのコンビ
かなり高級のものだ

姉は動揺して

「そう言う意味で言ったんじゃないの」


(じゃあどういうつもりで言ったのだ)

そうしないと私は私の気が済まなかった
私はそういう頑なところがあることを此処に認めよう



一度なら笑って済まそう。


二度三度繰り返して言う必要が、一体どこにあったと言うのだ


結局その時計は姉が所有することになった


姉はその時計を所有することになって
果たして幸せになったのだろうか
全くくだらないにもほどがある



何かを人にあげたいとか
してあげたいというキモチは
その人の自発的なものでありがたい事であって
決して他者から左右される事ではないし
自発的ではない事で他者は一体喜ぶのであろうか



あの日、私の給食のおかずを食べていた男子生徒は
食べて満足だったのであろうか





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