なんかつくってりゃしあわせ

なんかつくってりゃしあわせ。。。

食事の大切さ

2016-08-27 20:03:33 | 娘シリーズ
多感な時期の娘にしてやれることと言ったら
大したことはしてやれないのだ

私がしてやれることの最大で最高のことは毎日の食事だと思う


娘の好きな果物類

バナナ、イチジク、桃、葡萄。
冬瓜のスープに卵を落としたもの
きんぴら
かぼちゃのサラダ、
そして手作りのゆかり入りご飯

食事はその人そのものを作る要素である

つまらない食事をしていればつまらない人になり
贅沢なだけの食事をしていれば贅沢な考え方にもなり、
コンビニ食、インスタント食が多ければ、何事も即席な考え方の人間を形成する

少しでも一度でも多く、手のかけた食事を摂ってもらいたいと思う母である

とろとろ冬瓜と豚肉の煮物

2016-08-27 19:57:30 | 美味しいもの
冬瓜は初めて調理したかもしれない

鍋に湯を沸かし、濃いめの出汁をとり、醤油、砂糖少々、塩を入れて味を見る
豚肉を入れて出汁をとり、その中にブツブツ切った冬瓜を入れて味を含ませ汁気を半分にするくらいまで煮る

とろとろの冬瓜になったら片栗粉で薄く葛を引き出来上がり

生姜を切らしていたのが玉に瑕であるが
唐辛子を少しかけていただきます




冬瓜の皮も食べられると聞き、きんぴらを作ってみた
結構歯ごたえもあるけれど作ってすぐではなく、一時間ほどおくと程よい感じになった

滋養のある食べ物で秋を迎えましょう

父の涙

2016-08-14 09:33:30 | 雑感
父が

初めて私の名前を間違い、そして泣いた。

正確に言えば、つい口から出た名前が二番目の姉の名前だっただけで、
私が誰だかは認識していたのだ
だから、間違ったことに対して悔しくて涙を流した


12日の金曜日に老健にいる父母の顔を見に行った

お昼頃について、父母のいるコーナーに行くと、母は食事後の静養で、
父は大きなリビングで女性入居者と一緒にテーブルを囲んでいた

私がその部屋に入っていくと目の早い父はすぐに私を認め、
そして名前を呼んだ

それが間違った名前だった

昨年、脳出血後の覚醒後にも間違えなかった私の名を間違えて言ったこと、
私としては、そんなのは誰だって良いとさえ思っているから
正確なことが好きな父がそう言った間違いを気付いて泣いているのが切なかった


そして「時々自分が誰かもわからなくなるんだ」ともいう
自分の姓名がわからなくなるそうだ

私は切なくなってわざと笑った
徐々に分からなくなることに対して不安を持っている父が可哀想になったからである
わざとそんなこと誰だってなることだから、と笑ってふき飛ばしたかった

父は「笑い事じゃあないんだよ」と深刻に言った



しばらく話をし、帰り際に父にハグをしながら額に口付けした
そしたらまた泣いた
どうして泣くのかを聞いたら
「嬉しいからだ」と少し威張って言ったので、おまけにほっぺにもしてきた

一部始終を見ていた母にも同じようにしてきた
母は負けじと私の手を取り、何回も何回もよだれ付きでチューをしてきた


父は明日85歳になる。