なんかつくってりゃしあわせ

なんかつくってりゃしあわせ。。。

オファリングボードの描き方について

2015-09-08 09:20:41 | 某シアトル系コーヒー店
INSTAGRAMに某シアトル系コーヒー店のオファリングボードのアップをしてから
「どうやって描いてますか」
「何か参考にしているものありますか」
「コツを教えてください」というコメントをいただいている


某シアトル系コーヒー店のオファリングボードを描いた人なら誰でも感じるだろう?と思うのは
画材の使いにくさ。

某シアトル系コーヒー店のオファリングボード専用のペン。

発色の悪さ。
色の少なさ。
混ぜにくい。
のばしにくい。
ペン先のバリエーションが2つだけだから、広い面を塗るのが辛い
の、割にはボードは大きいです
しかも、時間制限もある


これらを総合していかに魅力的なオファリングボードを描くか、というのが工夫のしどころであって
しかも描いてる方々というのは殆どが、それについて特別な練習をした方では無いのです。
ですからハードル、高いよね。

この人たちが描いて行くうちに自分でコツを掴み、巧くなっていくのは本当に情熱意外の何ものでもないけど
でもでも、教えてくれる人がいたら難行苦行が少しは明るくなってくるだろうと思う



私は美大、デザイン学校を出たわけでもなく
絵ばかり描いていたわけでもなく
たまたま仕事でグラフィックデザインをする「はめ」になって
それが機で子供を産んでからもグラフィックデザインをSOHOで仕事しつづけ
簡単なデジタルイラスト、或は手書きのイラストなどは(クライアントがギャラが無くて、きちんとしたイラストレーターが頼めない場合に安く描いてもらえる手軽な人だったわけです)引き受けた経緯があったので
全くのド素人というわけでも無かったので
絵に対するハードルは普通だった

朝から晩までMacに向かい、家事と子育てと両立する日々。
誰ともしゃべらず、食事も常に仕事をしたまま摂る毎日
これは人間では無いな、私がすり減ってしまうと感じた時にグラフィックデザインの仕事を断り、収入は減っても某シアトル系コーヒー店のアルバイト店員として生きる路を選んだ41歳。

最初は慣れずに大変だったけど、お店のオファリングボードを描かせてもらうようになって
描きにくさを感じていたころ
本屋で「チョークアート」の本を発見
早速修得したくてチョークアートを勉強し、その技術も活かしていまのオファリングボードが出来上がっています。


私は飽きっぽい性格で、しかし習うのが好きでいろんなことをやってきました
幼い頃には習字、大人になってからはPOP文字技術修得、その頃勤めていた小さな広告代理店で全国の化粧品屋をまわってVMDのイラストPOPを教え、海外のお習字カリグラフィーを齧り、筆文字でお肉屋さんの店頭POPなどを一体何千枚描いただろうか

グラフィックイラスト、線画、そしてチョークアート、それからこれも別枠な技術として確立すると思うんだけどオファリングボード。
オファリングボードは全国の選抜で16名の中の一人として昨年活躍させてもらいました。
で、また新しい部門のアートを修得に向けてわくわくしています

私の描くオファリングボードはそれらを融合させたもの、なのでしょうね
統一感は無いもんね







絵のかけない人というのは存在しないと私は思う
かけない、というか「どう描いたらよいかわからない」という人はたくさんいると思う
かけない、と言う人は上手く描こうと思う人。つまり自分のための絵ではなく、人のためのそれになっている
人に評価されるための絵。
絵を上手く描く方法は
「たくさん描く」「良く見て描く」「それをどう現すかを真剣に考える」ことかなー
















と、話がだいぶそれました。

オファリングボードを描くときはまず下絵を考えますね
簡単なラフというかコピーの裏紙でも、発注書の裏でもなんでもいい
そこに入る物と文字を視覚的にどう訴えるかをイメージするので担当者と打ち合わせて
「価格重視」なのか「ドリンク主体」なのか「フードが目立たせたい」etc.のかを明瞭になるようにレイアウトを決めて行きます
その下絵だけに座って時間を割く事はあまりないです
路をあるきながらふと思い当たって、ささっと下絵を描く。
このレイアウトはありか?無しか?の目安にする

そこまで決まったら、あとは描くだけなので、簡単です。
逆にそこまでが決まってないといざ、ボードを目の前にして無駄な時間を過ごす事になります
描いたり消したり悩んだり、、、、、  ボードを前にしたら一気に描けるところつまり、頭の中が整理されているかどうかの問題ですね

イラスト自体はいろんなタッチがあります
可愛いファンシー系、劇画タッチ、アニメ系、叶姉妹系、なんでもいいと思う
その人の持ち味の描き方でいいでしょう
ただし、同じ画面の中に劇画タッチとアニメ系が混在したりはNGですね、全体のトーンを合わせたほうが無難です。
イラストは前出と一緒で「良く見て描く」に超した事はありません
オファリングボードで重要なのは「イラストの上手い下手」よりも「文字」だと私はにらんでいます


よくレイアウトが決まっていなくて、でもイラストを頑張って描きました劇画タッチです、で時間も押してしまっているし、しかも手が疲れちゃったから文字がさらっと描いただけーというようなわかりやすいオファリングボードを見るけど、あれ、勿体ないですね。文字も大きさも最後のほうは描ききれなくて見切れちゃっていたり、変な字切りになってしまっている

どちらかいうと、文字大事。文字も上手いのに超したこたないけど
絶対条件は「丁寧に書く」こと。
読んでいただきたかったら気持を込めてお客様にラヴレターを描くつもりで描きましょ


参考にするものっていうのはグラフィックデザインをやっていた頃の癖でコンビニの棚の包材デザインです
コンビニに並んでいる包材デザインは私も長年携わってきましたが最新の流行がすぐ分かる
色の流行、書体の流行、レイアウト、画像の加工の流行もあります。世相を現しているところなので、時間がなく図書館などに行けないときはよく行きましたね。

ネットなんかでもいいかもしれないけどやはり、自分の生の眼でピンとくるようなものを選び出す訓練はひつようだと考えています。


ZERO6V6さんへ。
じゃあ、実際にどうしたらという技術的な問題は記述は難しいですね
機会があれば教えてあげますよー














父退院(予定)

2015-09-08 09:13:09 | 雑感
九日以降なら、いつでも退院OKですよ。
と主治医に告げられた父。

術後から歩行練習を繰り返し、日常生活へ早く戻る意思を強く保ち続けた成果だと思う。

84歳が頑張った。

退院したら退院したで日常のヘルプが待っている

さあ、くじけないでめげないで頑張ろうっと

父の手術

2015-09-01 08:27:09 | フィットネス
9月1日である。


今日は父の手術の日。先月主治医から血液検査の様子がおかしいので検査をするように勧められたのだが
その結果「胃」及び「大腸」の癌が見つかった。

「胃」はごく初期の癌
「大腸」はステージこそ高くは無いが、場所が管を妨げる場所に肥大してあり、このまま放置すると閉塞を起こして
危険だと言う判断で急遽先週入院そして本日手術することにあいなった。
なんとも84歳になったばかりの高齢の父にはご苦労な話である


本人は自覚症状が無く、良くしていただいた主治医の先生の顔を立てる意味で検査をしたらしいのだが
蓋をあけたらこのような結果になり、大変申し訳ないと姉妹にあやまっていた。
そして「検査なんかしなきゃよかった」というような意味の言葉も発していた

姉妹4人で入れ替わり立ち代わりに父の面倒を見て、独りでは何も出来ない母のそばに付いて食事の世話をしたりと奉仕をしている。

大姉は八王子の田舎からやってくるわけだから大変な騒ぎである。


いつもはばらばらであった姉妹が、父の入院で急遽動く事になると意外と連携がとれて
まとまり、なんとか日々を過ごす事ができている


今日のオペは午後4時頃から3時間ほどであるそうだ


なんとか無事に終わると良いなと
祈るのみである