プラダにコケ

こないだの連休は、
とあるコケ好きさんにめでたい話があり。


彼女を祝いに関西からやってきた
私の幼なじみたち(通称どんぐり会)と、
昼下がりの青山で待ち合わせる。


久々の再会に、つきぬおしゃべり、
何年たっても変わらぬボケとツッコミのかけあい、
そして爆笑につぐ爆笑。

笑いすぎて顔とお腹の筋肉を痛めつつ、
せっかく世界の有名ブランドの集結地・青山にいるのだからと
しばしウインドーショッピングをすることになり、
早々にプラダの店に入る。



▲プラダ外観。空高くそびえるガラス張りの建物。



もともとブランドの類にあまり興味のない私は、
なにかほかに面白いものないかしら～？と
みんなが近未来的なプラダの建物に入る中、一人ふらふらと別方向へ。



そこで目にしたのが、冒頭の画像「コケの壁」だ。



▲近づいてみるとこんなかんじ。



ネットで調べた限りでは、
苔が乾燥してしまわないよう
壁面は機械制御されているとのことだったが、
ここ数日にわたる風の強さのせいか、
全体的に乾燥してちぢれぎみ。





それでも日当たりと水分の環境が整った一角では、
新芽を出してすくすく成長中だった。






▲店を出てきた友人たちも、私と一緒にコケを観察。



お店とこの壁のデザインはスイスの建築家で、
北京オリンピックのメインスタジアムも手がけたという
ヘルツォーク＆ド・ムーロンの二人によるとのこと。


都市の緑化にコケを使う例は多いが、
いったい彼らはどういう意図で、
この近未来的な建物にこのコケの壁を配したのだろうか？



▲友人たちが観察していたスナゴケ



疑問は残るものの、
ともかくこんな都会のど真ん中の
しかも有名ブランド店で
コケと出会えるとは驚いた。


壁面は全体的にまだコケが定着していないので、
時間をかけてこれからも見守りたいコケスポットである。


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おまけ。どんぐり会一行はそのあと、
青山から一転、アキバのメイドカフェへ。

メイドさんに「おいしくな～れ♪ にゃんにゃん♪」と
おまじないをかけられたケーキを食す。