かわいいコケ ブログ I'm loving moss!

コケの魅力を広く知ってもらいたくて、情報発信中。
コケ、旅、山が好き。コケとコケにまつわる人やモノの記録です。

屋久島へ

2012-09-04 17:55:32 | コケをめぐる旅

▲フォーリースギバゴケ(2012年8月下旬 鹿児島県屋久島の白谷雲水峡)


9月がやってきた。

は、早い・・・。

カレンダーをめくりながら
恐れおののいております。


8月下旬は、遅めの夏休みで屋久島へ。

人生4度目の屋久島、今回も存分に堪能した。

帰る日に台風が沖縄に来たためその影響で屋久島も船が出ず、
帰京が2日のびたが、このエクストラの2日間がまたよかった。

まずは前日にツアーで訪れた白谷雲水峡を再訪。
静かな森の中でじっくりとコケを見つめた。

しばしば強い雨が降ってきたが、
スギやツガ、ヒメシャラなどの大木に守られて、
森の中は意外にも静かだ。
ただ、遠くで滝の音が聞こえる。

コケはもう至る所にあったのだが、
とりわけ足元のフォーリースギバゴケが
雨粒を蓄えてキラキラと光り、
これ以上ないくらい美しい表情をしていた。



▲フォーリースギバゴケの群落


コケの森があまりにも美しかったので、
屋久島での6日間に持ちうるエネルギーの
すべてを注ぎ込んでしまったせいか、
東京に帰ってきてからしばらくは、
燃え尽き症候群になってしまった。

情けないことにボヤボヤと灰のようになって、
すごしておりました…(苦笑)


でも、もう9月。

そろそろ本格始動です。
秋のコケがわれわれを待っていますヨ!(キリッ)


というわけで気まぐれ更新のこのブログですが、
どうぞ引き続きお付き合いくださいマセ。


<追伸>

当ブログのトップにも載せましたが、
9月21日(金)夜に『コケとキノコとのぐそとヤマブシ』という
イベントにゲスト参加させて頂きます。(また、えらいタイトルだな…)

私と同世代で山伏(兼イラストレーター)をしておられる
坂本大三郎さんの著書『山伏と僕』の出版記念イベントです。

実はもう一人のゲストにはなんと、キノコ・コケ・粘菌・シダなどの
隠花植物の本には必ず撮影者で名前がある伊沢正名さんも来られます!

コケ界の大御所と言っても過言ではない伊沢さん、
お手元のコケ本をご覧あれ、
おそらく99%の確率で伊沢さんの名前があるはずです。

現在は主に糞土師(ふんどし)として活躍されている伊沢さんですが、
坂本さんと私の「ぜひ伊沢さんとお話をしたい!」という
熱い要望によりお迎えすることができました。

山伏もコケ好きも、そして糞土師も、
普段からそれぞれの視点で自然を見つめ、
いろいろと思うところがあり、
世の中に伝えたいことがある。

コケのことにももちろん触れたいと思います。
ご興味のある方、ぜひお越しください。

チケットは8月28日から発売中です。

※詳細はこちら→ Tokyo Culture Culture(お台場)



▲白谷雲水峡にて。


4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おひさしぶりです! (にゃご)
2012-09-05 21:17:07
写真すっごい素敵です!屋久島4回目なんですね、私は3回行きました~。今年7月から8月にかけて3回目で今は在宅仕事がメインなので、屋久島11日間行きました。登山にダイビングに原付で島一周、海亀産卵ウォッチ等めっちゃ堪能しました^^
コケといえばやはり白谷ですよね。
今度屋久島でばったり会うかもしれませんね♪
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Unknown (ケーコ)
2012-09-11 06:12:11
屋久島いいなあ~!私はまだ行った事がないです。一度でいいから行ってみたいですねえ(´▽`)
それから面白そうなイベントですね。特にタイトルが(笑)。
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にゃごさま (バード)
2012-09-11 09:25:59
こちらこそお久しぶりです~!元気にしてますか?
いまは在宅でお仕事なんだね。一時はすごく忙しそうだったけど、落ち着いたかな?

ともかくコメント、めっちゃうれしいです。


11日間も屋久島とは!!いいなぁ~!

ウミガメの産卵、私も興味があって
本当はその時期に行こうという計画もあったんだけど、
休みの都合で、8月下旬になったのでした。

屋久島は何度行っても魅力のある島だよね。
いつか本当にばったり会うかもしれないね~。

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ケーコさま (バード)
2012-09-11 09:31:45
屋久島、よかったですよ~。
台風にも遭遇しましたが、それもまたいい思い出です。

もし4日間休みがとれるなら、屋久島にぜひ行っていただきたいです(移動だけで丸一日かかるので、せめて中2日はコケ見にあててくださいっ。笑)

21日のイベント、よろしかったらぜひお越しください。
ちょっといろいろ盛り込んだ感のあるイベント名ですが、
コケやキノコを通しての自然との付き合い方、
また山伏は今の日本の芸能や民俗学のルーツでもありますので、
おもしろい話がいろいろと聞けると思いますヨ。
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