かわいいコケ ブログ I'm loving moss!

コケの魅力を広く知ってもらいたくて、情報発信中。
コケ、旅、山が好き。コケとコケにまつわる人やモノの記録です。

屋久島1日目

2012-09-15 19:47:41 | コケをめぐる旅
なんだかんだとバタバタしている今日この頃であるが、
やはり自分にとってはブログを綴ることが、
風のように過ぎていく日々をもう一度手元にたぐり寄せ、
それらが自分にとってなんだったのかを考える、
味わい深い時間になっているわけで。

ブログを始めて早3年たつが、
この時間の貴重さがいまも変わらないので、
まぁ細々とながらもブログが続けられているのだろうな。

ただ、その時間を捻出するまでが、
自分の場合、わりと時間がかかるのも事実。

家事の出来不出来(洗いものと整理整頓が苦手!)に毎日一喜一憂しながら、
仕事とこまごました用事(でもどれも大事)をこなし、
さらにその時点で心と体に余裕がある時でないと、
パソコンに向かうのがついつい億劫になってしまう。

あぁ、ブログ・・・

あぁ、メールの返信・・・

・・・あぁ、ねむ、、、zzz

みたいなことで、至極スムーズに布団へとなだれ込み、
のび太のごとく3秒で就寝(これが私の得意技なのであります)。

情けないですね。

でもこういう人、けっこう多いんとちがうかな?(とまた自分都合で考えている)


しかし今日はマッサージに行ってきたので、
心も体もわりと余裕があるわけで。

やはり自分メンテナンスは大事なのであります。



さて、そんなわけで屋久島での日々を
少しずつ思い出していこう。


屋久島へは東京からいつも鹿児島まで飛行機で行き、
鹿児島港からはトッピーという高速船に乗って向かう。

朝9時過ぎの羽田発で、入島したのは午後3時すぎ。

宿に荷物を下ろしたら、まず恒例になっているのが
宿から徒歩で行ける「益救神社」への参拝である。

ちなみに益救と書いて「やく」と読む。

「やくしま」はその昔はいろんな漢字があてられていたようで、
他にも、薬島、役島、夜句島、夜光島、養久島、邪古島、葉枯島など、枚挙にいとまがない。

数ある漢字の中からどうしてこれらの漢字があてられたのか。
なにか意味があるのか。興味深いところである。



▲益救神社の入口


神社は海に近く、町内でもわりと明るい開けた場所にあるので、
そもそもそんなにコケは豊富にない。

しかし社殿のそばの何本かの木々が
連なったところには、ほら、このとおり。





切り株にコケが生え、地衣も生え、
水分を蓄えたコケのふかふかマットの上に、
数種類のまだ幼い種子植物が息づいている。

境内の隅に静かに鎮座するそのたたずまいは、
奥ゆかしくもあり、神々しくもあり。
私にとっては神社の陰の守り神的存在なのである。

今回も3年前に訪れた時と変わらず
お見事な姿が拝めてよかった。



▲帰りに苔色の御守りを授かった




▲神社を出てぶらぶら。屋久島は雨が多いので、よく地面がぬれている。なにげない町角にもコケが豊富。




▲海から渡ってきた風が山に上り雲となる。この雲が雨を降らして島を潤している。



島での一日の締めはやっぱりこれ。
近海でとれた鮮度抜群のお刺身。あぁ、贅沢したなぁ。






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またまたお知らせです。

コケ友であり、当ブログのブックマーク(左欄)にある
ムクムクゴケ日記」を書いてらっしゃるYO2さんと、
ちょっと風変わりな「コケ個展」をします。





ひみつの部屋でコケトリップ展
●開催日時:2012年10月8日(祝・月)〜10/14(日)
●場所:アネッセボナ(下北沢駅南口より徒歩3分)
●時間:13時〜21時(初日は16時より 最終日は17時まで)

詳細は、また後日。

とにかくこちらは手作り感満載でやる予定ですので、
ご興味がある方も、かしこばらずお気軽にお越しください。

取り急ぎお知らせまで!