※おかげさまで3/27(土)「はじめてのコケ観察会」はお申込みが定員に達しました。キャンセル待ちは受付中です(2021.3.13追記)
いよいよ春も近づいてきました。
ウイルスに花粉にとますますマスクが手放せない3月です。
そして今日で東日本大震災から10年。月日は本当に早いものですね(記憶が薄れないようにしなければ…)。
以前、このブログでも少しお話したかどうか、すでに記憶が定かではないのですが、
最近の私はこの夏に出版予定の新しいコケの本の執筆に奮闘中の日々。
そんななか、2年ぶりに東京都葛飾区にある水元かわせみの里で
コケ講座をさせていただくことになりました。
今回で4回目、ありがたいことです。
しっかりと感染拡大防止対策を取りながら、また皆様のご協力も仰ぎながら、
春のコケの美しさを静かに皆で分かち合えたらと思います。
ただいま参加者募集中。
詳細は以下のとおりです。
ご興味ありましたら、ぜひご参加くださいませ!
自然学習講座「はじめてのコケ観察会」
※おかげさまで3/27(土)「はじめてのコケ観察会」はお申込みが定員に達しました。キャンセル待ちは受付中です(2021.3.13追記)
道路わきなど身近な場所で見られるコケの生態について解説します。
【日時】2021年 3月27日(土) 午前10時から12時まで(雨天決行)
【会場】水元かわせみの里 水辺のふれあいルーム及び水元小合溜周辺
〒125-0034 葛飾区水元公園8番3号
電話03-3627-5201
※現在、水元公園の駐車場は「当面の間は閉鎖」となっています。
ご参加の際は、お車以外の交通手段をご用意ください。
【対象】小学5年生以上(5歳~小学4年生でご参加希望の方は、保護者同伴)
【定員】20人
【講師】藤井 久子(岡山コケの会、日本蘚苔類学会会員)
【費用】無料
【持ち物】筆記用具、ルーペ、カメラ(接写機能のあるものが好ましい)、水の入った霧吹き(いずれもお持ちであれば)
【申込方法】令和3年3月9日(火)午前9時から、水元かわせみの里の窓口か電話で受付中(先着順)
【申込み・問合せ先】水元かわせみの里 水辺のふれあいルーム
〒125-0034 葛飾区水元公園8番3号
電話03-3627-5201
※新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため、下記の通りご協力をお願いいたします!
●発熱・せき等で体調がすぐれない方のご参加はお控えください。
●ご来場者の際にはマスクの着用をお願いします。
●講師や他のお客様、スタッフと、最低1メートル以上の間隔を保ってください。
●館内に手指消毒用のアルコールを設置していますので、プログラムの前後や出入りの際にご利用ください。
※お申込みは水元かわせみの里に直接、もしくはお電話で。このブログにお申込み頂いても受付できませんのでご注意を。
▲過去の講座の様子(撮影:水元かわせみの里)
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もう一つはコケ情報です!
コケ屋界隈の皆様には「遅いっ!」と言われそうですが・・・。
コケの世界に導いてくれる素敵な本が3月1日に発行されました!
書名は「あなたの あしもと コケの森」(文一総合出版)。
著者はコケ研究者の鵜沢美穂子さん(ミュージアムパーク茨城県自然博物館)と
新井文彦さん(きのこ粘菌写真家)のお二人。
お人柄が垣間見えるような鵜沢美穂子さんの丁寧でやわらかな文章と、
美しくも不思議に満ちたコケの生態をばっちり押さえた新井さんの写真(数々の試練があったとか!)がそろって、
これはもう無敵!と認めざるを得ない、コケの基本がよくわかる内容です。
ページを開いた途端にコケの世界へと誘われてしまうこと間違いなしです。
すでにキノコや粘菌などのご著書も多い新井文彦さんの魅力は言わずもがなですが、
鵜沢美穂子さんは2013年に茨城県自然博物館で開催されたコケ展を企画されたほか、
以前にコケ好きの間にブームを巻き起こした「コケ図鑑トランプ」の制作者です。
※気になる方は「コケ図鑑トランプ」で検索を!
また、フィールドへ調査に出かけられると、狙っていたコケを
かなりの高確率で見つけ出すという人呼んで「コケに呼ばれる女」。
何年か前には、めったに胞子体をつけないホンモンジゴケの胞子体(標本も国内に1、2点しかないとか)を、
ウン十年ぶり(たしか約50年ぶり)に埼玉県で見つけ出したという武勇伝は、
コアなコケファンの間ではもはや伝説です(この時からもう私は個人的に鵜沢さんのファン!)。
とにかく初心者からプロまで必携の1冊。ぜひ書店やAmazonなどで探してみてくださいね。