蒼い海原の、水平線の向こうには、何があるんだろう?
「ずっとずっと、海が続くと思うよ」
「いや、滝のように、途中で途切れて、深い谷になっている気が」
「ううん、水平線の向こうは、猫の国があるんだよ」
江ノ島で、野良猫たちが集まって、たわいも無い話をしています。
「近々、『チャコ坊』が水平線の向こうに行くらしいよ!」
茶色の尻尾の白猫が言いました。
「チャコ坊、最近、船長さんのお宅に、よく入り浸っていたからなあ」
「その船長さんの船に、来週チャコ坊が乗るらしいよ」
黒まだらの猫が、寄って来ました。
夕暮れが近づいています。
「旅に出るのかなあ…?」
「もう、帰ってこないのかなあ?」
心配そうに、黒まだら猫は遠くを見つめました。
「『チャコ坊』は、今どこにいる?」
「灯台のところで、ひとり海を眺めているのでは?」
草むらから白猫のメロリンが出てきました。
「あいつ、灯台のところで、彼女といたぜ!」
「ミーシャちゃんと?」
「もう、逢えないかもしれないからなあ…」
駐車場に入ってきた車から、音楽が流れてきました。
「チャコの海岸物語」です。
「そろそろ、夕食の時間だよ」
「水平線の向こうには、魚がいっぱいいるらしいよ」
「『マタタビ』がたくさん生えている島があるらしい…」
「『チャコ坊』帰ってくるかなあ…」
江ノ島の夕暮れ時、太陽が雲に隠れました。
お腹を空かした猫たちが、民家の路地に消えていきました。
★★ おしまい ★★
/(≡^x^)o_彡☆/(≡^x^)o_彡☆/(≡^x^)o_彡☆
これは、シリーズ「のら猫のブルース」第2弾!として書きました。
第1弾の「のら猫のブルース(浜離宮・編)」は、06年4月21日に記事にしました。⇒『のら猫のブルース(浜離宮・編)』
参照くださいね(^-^)
このシリーズは、今後も忘れた頃に?登場する予定です!
・・・・・・・・・・
【後記】
『江ノ島』の記事は、3回目(3連続)の今回でおしまいです。
前回、前々回の記事を読んでない方は、『5月5日』『5月8日』を見てね♪
一番上の「写真」は、僕と遊んだ猫とのツーショットです♪
僕の膝を『座蒲団』代わりに、寝床にするんだよ。
「野良猫」らしく、「爪」が鋭いから、蹴飛ばされる度に痛いって!(笑)
また今度、逢おうね!
★彡★彡★彡★彡★彡★彡★彡
【付録】おまけ!(つまらぬ付録ですが…)
♪海岸で若い二人が 恋をする物語
目を閉じて 胸を開いて ハダカで躍る ジルバ♪
「いいねえ!TUBEの歌は…」
「・・・・・?」
…こんなギャグ、昔は受けたんだけどなあ…(汗)チャン、チャン…
(もちろん、上の歌詞は『サザンオールスターズ』ですよ♪)
「ずっとずっと、海が続くと思うよ」
「いや、滝のように、途中で途切れて、深い谷になっている気が」
「ううん、水平線の向こうは、猫の国があるんだよ」
江ノ島で、野良猫たちが集まって、たわいも無い話をしています。
「近々、『チャコ坊』が水平線の向こうに行くらしいよ!」
茶色の尻尾の白猫が言いました。
「チャコ坊、最近、船長さんのお宅に、よく入り浸っていたからなあ」
「その船長さんの船に、来週チャコ坊が乗るらしいよ」
黒まだらの猫が、寄って来ました。
夕暮れが近づいています。
「旅に出るのかなあ…?」
「もう、帰ってこないのかなあ?」
心配そうに、黒まだら猫は遠くを見つめました。
「『チャコ坊』は、今どこにいる?」
「灯台のところで、ひとり海を眺めているのでは?」
草むらから白猫のメロリンが出てきました。
「あいつ、灯台のところで、彼女といたぜ!」
「ミーシャちゃんと?」
「もう、逢えないかもしれないからなあ…」
駐車場に入ってきた車から、音楽が流れてきました。
「チャコの海岸物語」です。
「そろそろ、夕食の時間だよ」
「水平線の向こうには、魚がいっぱいいるらしいよ」
「『マタタビ』がたくさん生えている島があるらしい…」
「『チャコ坊』帰ってくるかなあ…」
江ノ島の夕暮れ時、太陽が雲に隠れました。
お腹を空かした猫たちが、民家の路地に消えていきました。
★★ おしまい ★★
/(≡^x^)o_彡☆/(≡^x^)o_彡☆/(≡^x^)o_彡☆
これは、シリーズ「のら猫のブルース」第2弾!として書きました。
第1弾の「のら猫のブルース(浜離宮・編)」は、06年4月21日に記事にしました。⇒『のら猫のブルース(浜離宮・編)』
参照くださいね(^-^)
このシリーズは、今後も忘れた頃に?登場する予定です!
・・・・・・・・・・
【後記】
『江ノ島』の記事は、3回目(3連続)の今回でおしまいです。
前回、前々回の記事を読んでない方は、『5月5日』『5月8日』を見てね♪
一番上の「写真」は、僕と遊んだ猫とのツーショットです♪
僕の膝を『座蒲団』代わりに、寝床にするんだよ。
「野良猫」らしく、「爪」が鋭いから、蹴飛ばされる度に痛いって!(笑)
また今度、逢おうね!
★彡★彡★彡★彡★彡★彡★彡
【付録】おまけ!(つまらぬ付録ですが…)
♪海岸で若い二人が 恋をする物語
目を閉じて 胸を開いて ハダカで躍る ジルバ♪
「いいねえ!TUBEの歌は…」
「・・・・・?」
…こんなギャグ、昔は受けたんだけどなあ…(汗)チャン、チャン…
(もちろん、上の歌詞は『サザンオールスターズ』ですよ♪)
なんだかなつかしいなぁ。
それを物語にしちゃうベー坊さんがすごい!
江ノ島に限らず、「離島」や、海岸の港町には『野良猫』が多いんですよ♪
っていうか、僕は釣りをするので感じているけど、『猫』は『魚』のいる場所を好むのです(^_^)v
また、「野良猫のブルース」第三弾も、忘れた頃に?書きますね!(^o^)
すてきですね。
ヨットの写真なんか、ホント、
波へはみたことない。
にゃん、達は、のらなのに(?)
みんな、りりしいね
べー坊さんの「声」前回に続き、また聞くことが出来てうれしい~(笑)
江ノ島いいですね。
でもヨットには乗れないよ~
べー坊さんと同じく「船酔い」しちゃう・・・
メチャクチャ船に弱いのよ・・・
べー坊さん物語作るの上手ですね
「野良猫のブルース」第三弾は忘れた頃?ですか・・・ってことは、また最初から読まなくては・・・ですね(笑)
人はすごくたくさんいるけど、いいところですよ♪
「にゃん達」ですか?
野良達ですね(^_-)
僕が「りりしく」撮ってあげたんですよ~~(^_^)v
『井の頭公園』でしたっけ?
恥ずかしいなあ…(といいつつ、また撮る?)
『声』は緊張しているので、だいぶ上ずっていますよ~(^_^;)
「船酔い」は、僕は揺れる船を『見ている』だけで、気分が…
「のら猫のブルース」は、連続ものではないので、大丈夫ですよ。
登場『猫』たちも『設定』も、一つ一つ違うものですからね(^_^)v
今後も楽しみにしてくれると、嬉しいなあ♪
海を見つめている猫は特に…
醒めた目で
他者との距離をとりながら
生きることを考えてる。
あくせく生きる人の姿を見て
生きる意味を知らない人間に
のんびり生きることの価値を
伝えようとしている。
…猫ちゃんたちの写真を見ていて
ふとそんなことが浮かびました。
なかなか「アラレさん」は、文学的見解ですね~(^_^)v
「漱石流」の、「猫」解析ですね♪
「海を見つめている猫」…きっと、魚を探しているんでしょう…
あ!現実的見解で、つまらなかったね。
「のんびりと」…
ほんと、奴らは、いつもゴロゴロ丸くなって寝ているよ。
「猫」になりたいよ~~!
…そう、みんな(人間様は)思っているだろうなあ…(笑)