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ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

プライバシー

2017年02月22日 | 時事
ようやく火が消えたようです。
鎮火する前にどこかの記事で「鎮圧」という言葉が使われていました。
まさに消防は火との戦いなんだと感じました。
これから出火原因と防火設備が正常の作動したのかどうかなどの検証が待たれます。

さて、容疑者の車に令状を取らずに無断でGPS装置を付けたのは捜査としてやり過ぎではないかと問われているそうです。
各地の裁判所での判断はバラツキ、最高裁判事全員での審議というほどの難しい問題のようです。
無断で特定の私物に装置を付ける捜査手法が問題なのであれば議論に値すると思います。

プライバシーの侵害を言い出せば、至る所に取り付けている防犯カメラや道路のNシステム、増してや携帯のGPS機能も含めて、ある人物の存在位置の特定という点では実はオヤジ自身も事実上同様の状態のように在ると思います。
良し悪し、好き嫌いは別にして、多くの人にとってプライバシーはあってないような世の中になっているのではないでしょうか。

プライバシーと言えば、金正男氏の殺害においても殺害に至るまでの本人及び容疑者の動きが捉えられた空港各所の防犯カメラの映像が、既にテレビで何度も流されています。
事後確認とはいえ、常時あれだけ空港に出入りする人の動きは捕捉されているということです。それは日本国内の空港でも同様でしょう。
だからこそ、今までは判らなかった事実にたどり着けるという面もあります。
それが悪用されないための歯止めをどこにどのように設けるのかという点がポイントかなと思います。

ここからは蛇足、戯言です。

もし装置を無断で付けるではなくて、警察が人海戦術で容疑者を24時間完全尾行して存在位置を捕捉していたら・・・
さすがにそこまでするとプロが尾行しても容疑者に気付かれてしまうように思うのですが、これってプライバシーの侵害になるのでしょうかね。
そんなくだらないことを考えていたら、思わず松本清張の短編小説の傑作「張込み」を思い出しました。
コメント
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