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ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

新線構想

2012年05月08日 | 戯言
 机上で路線を引くのは簡単ですが、線路のゲージ(軌間)が異なり、集電方法も異なる3つの路線を繋いで、果たして車両の開発だけで済む問題なのか。
コトはそう簡単ではないのではと感じました。

 新しい路線のプランというのはワクワクするものですが、ちょっと首を傾げました。

 確かにまっさらの新線建設よりは費用は削減できると思いますが、最近建設された路線などと比べると「なにわ筋線」が何故後回しになってきたのか、このあたりの計画の妥当性も疑われます。
JR同士、JRと南海を直通乗り入れで結ぶとすれば、今や盲腸線となっている南海高野線の汐見橋=岸里玉出間を活用できる「なにわ筋線」が最も有用だと思いますけど。

 こういったプロジェクトにも様々な思惑が交錯しているんでしょうね。

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<【激動!橋下維新】関空アクセスは四つ橋線で キタとミナミで私鉄乗り入れ検討>
産経新聞 http://sankei.jp.msn.com/ 2012年5月8日

 関西国際空港の利便性向上へ懸案となっている大阪都心部からのアクセス改善をめぐり、大阪府市統合本部の市営地下鉄改革に関するプロジェクトチーム(PT)が、地下鉄四つ橋線(西梅田-住之江公園、11.8キロ)を活用し、大阪のキタとミナミで私鉄との乗り入れを可能にする案を検討していることが7日、関係者への取材で分かった。四つ橋線北端の西梅田駅で阪急電鉄、ミナミのなんば駅で南海電鉄と接続させる案で、8日の府市統合本部会議で提示される予定。

 大阪都心部からの関空アクセス向上をめぐっては、橋下徹市長が府知事時代に「関空リニア」の建設を提唱したほか、JR新大阪駅から大阪駅北側を経て南海やJRの難波駅へつなげる「なにわ筋線」の新設プランが浮上。都心部-関空間はリニアなら10分程度、なにわ筋線なら最速34分で結べると想定され、1時間前後かかる現状から大幅に改善するが、なにわ筋線でも1800億~2500億円かかるとされる巨額の事業費が課題となっている。

 市関係者によると、PTの検討案は、ミナミで四つ橋線と南海を直結させ、キタは阪急十三駅と西梅田駅をつなげる構想。

実現すればキタと関空がダイレクトに結ばれる上、神戸・京都方面に伸びる阪急沿線と、和歌山方面に伸びる南海沿線が1本につながることになり、市関係者は「関西の新たな南北軸として大きな価値を生むことができる」とメリットを指摘。コスト削減に努めれば、事業費は数百億円に抑えることができるという試算もあるという。

 ただ、四つ橋線を活用する場合でも、鉄道事業者によって給電方法やレール幅の規格が異なるため、新型車両の開発などが新たな課題となりそうだ。

 一方、PTでは地下鉄のサービス向上策として、終電の20~30分程度の時間延長や、私鉄に比べて割高な料金の値下げについても検討しているといい、8日の府市統合本部会議で併せて議論される見通しだ。