ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

札響第505回定期演奏会

2008年01月25日 | 音楽
数日前にここ2年でメガネを2つ作ったメガネ屋さんから電話がありました。
2つ目のメガネを作る時に担当の人がオヤジの言った譜面台の楽譜を見るためというのを覚えていたらしく、札響(こちらはプロのオーケストラ。オヤジが所属しているのは『札フィル』でこれはアマチュア。)の定期演奏会のチケットがあるので行かれるなら差し上げますとのお誘いでした。

全く断る理由なしっ!(笑)
ほぼ定時で仕事を放棄して会社を出ると、札幌コンサートホール Kitaraに向いました。
大阪時代は大フィルの定期会員になっていたのですが、札幌に来てから何となくキッカケがないままに、札響を聴くのは恥ずかしながらこれが初めてで、プロのオーケストラの生演奏を聴くこと自体がほぼ2年半ぶりのことでした。

圧巻はピーター・ウィスペルウェイというオランダのチェリストをソロに迎えて、ルトスワルスキという20世紀のポーランドの作曲家が1970年にロストロポーヴィチの協力で完成したコンチェルトでした。
とにかく超絶技巧で緊張感に満ちた曲をウィスペルウェイは情熱を込めて、しかも余裕をもって弾く、音色もですが右手のボーイングが素晴らしくしなやかで正確な動きでした。
とかく難解と敬遠されがちな現代音楽のジャンルですが、視覚の要素もあって、25分の演奏時間が短く感じられるほど楽しめました。

そして聴衆の拍手に応えたアンコールはバッハの無伴奏チェロ組曲第1番のサラバンドで、現代音楽から一転してバロックの古楽器演奏の趣きで少し乾いた澄んだ演奏を聴かしてくれました。
また彼のルックスがスラっとした二枚目。天はニ物を与えてしまった・・・

演奏会前には星も見えていたのですが、終演後ホールを出ると大雪状態。
明日が札フィルの本番ですが、昨年の吹雪と同様、今年も雪にたたられそうです。

とにかく久々のコンサートは大いに楽しめました。
帰りにおいしいキ○ンの生ビールを飲んで帰宅。
やっぱり、オーケストラとビールはナマが最高ですっ!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする