教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

市場反転のきざしが見える唯一の指標

2011-12-19 00:02:01 | 経済/経済/社会
投資において必勝パターンを見つけるのは非常に難しいが、
必敗パターンを見つけるのは意外にカンタンである。

わたしが見つけたその1つに
「日本人の個人投資家と同じ方向に賭けると5割以上の確率で負ける」
というのがある。

最近だと、ドルだて資産に投資するのにブラジルレアルで逆ヘッジした投資信託が異常に流行ったが、それも9月に新興国通貨が暴落してふっ飛んだだとかいう事があったのは記憶に新しい。
JAL株がジリジリ値下がっているときに最後に買い支えたのも日本人の個人投資家である。

では、日本人の個人投資家のポジション動向を見るには、いったいどうすれば良いのだろうか?

たとえば投資信託の残高のチャートをみればよろしい。
たとえば↓これである。



11月の株式投信はリーマン・ショック以来の資金減の大きさ
http://www.morningstar.co.jp/fund/analyst/2011/4q/MFA120111215.html



震災の月は特殊要因として例外視すると、リーマンショック直後の買うべきあの瞬間に解約が設定を上回った事実が明らかになる。
まあこれも日本人の個人投資家がヘタクソなことの証明になる事実の1つである。

しかし!

もう1つ見るところがある。
直近の11月もリーマンショック直後と同じように解約が設定を上回っているのだ。

これは何を意味するか?

市場が反転するきざしではないかという解釈も可能である。



昨今ではたとえばREITだと、グロワンが50万割れ、森トラストが60万割れと、財務状況の良いオフィス系REITがリーマンショック直後の安値を軽々と通過するほど特に予想外に値下がっている。
ハイテク株も似たような状況にある。
いったいどこまで下がるのかわからないという点で実に恐怖を感じるチャートが多い。

しかし、市場反転のきざしが見える指標も、ほんのわずかだがあるにはあることをここで記しておきたい。