一歩目として

マレーシア派遣のアウトプットとして、１つの方向性が見えてきました。

「ＣＳＲ活動（Corporate Social Responsibility：企業の社会的責任）の足場づくり。」

…最初は、"現地企業にアポを取って工場見学をさせて頂き、委託先や進出時の提携先を開拓する"
…という方向をメインに考えていましたが、自分たちの実力と、"１ヶ月"という期間を考えるとあまりに非現実的に感じてきました。

そんな時に偶然見つけたのが"現地孤児院でのボランティア"の記事でした。
相場どおりに捉えるとうちの会社の業務と直接結びつかない活動ですが、ＣＳＲという観点で結びつけられないかという構想に至りました。

自分たちが行って活動して終わりにするのではなく、その後も会社として継続的にここへの派遣や支援を続け、関係を繋いで行きたいのです。

この先は夢物語かもしれませんが、そんな小さな活動が現地におけるうちの会社の信頼作りに貢献し、実際進出した際に温かく迎え入れて頂けるような状態まで持っていけたら最高です。
…最近よく発している"小さなキッカケから大きな流れへ"…というのを、ここでも実現させたいのです。


決して売名行為をしたいわけではありません。
進出するだけであれば、もしかしたら「製品品質が高い」とか「価格が劇的に安い」という面だけでも行けてしまうかもしれません。
しかし本当に現地に根付いて受け入れてもらう企業になるには、こういう活動が大切なんじゃないか…って思うのです。
そもそも働いている身としても、"自社がそういう活動に力を入れている企業"というのは嬉しいものですしね！


いわゆる一般消費者向けの仕事をしている会社に比べて、うちのような法人向けの企業はＣＳＲにおいて相対的に出遅れている気がします。
確かに法人向け企業のＣＳＲ活動に即効性は無いかもしれないし、数値換算できる効果は出ないかもしれません。
でもきっと、これを取っ掛かりにして何か大きなことに繋げられると思うのです。


そういう形で"マレーシアとの信頼関係を作る活動"の一歩目を担えたら、本望です。