Keep on Sailin', Keep on Dreamin'!!

"先"にある楽しいことを考えながら、"今"を精一杯生きてみよう!

小さなキッカケ ~孤児院ボランティア

2013-11-27 20:41:38 | 東南アジア派遣
ペナン島の孤児院で、3日間のボランティア活動をしてきました。

この孤児院では、身寄りのない?18歳未満の子供を預かっているそうで、そんな小中学生を相手に半分の時間は日本語を教えたり日本の話や将来の話をしたりで過ごし、残りは半分は一緒に遊んできました。
勉強の方はFacebookに書いたので割愛。

彼らは僕達みたいな"一緒に遊んでくれる大人"に飢えていたせいか、誰かと話していると他の誰かにすぐ背中に飛び乗られたり、手を引っ張られたり。
このシチュエーションを日本に置き換えて、いっくん・やまにー・ゆっきーあたりにそれをやられているのかと考えると、何だか可笑しかったです。笑

そんなこんなでしたが、持って行った煎餅を日本語で「美味しい!」と言ってくれたり、「ハンカチ落とし」や「だるまさんが転んだ」・「アルプス一万尺」的な遊びの文化はこっちにもあったり。。そして、「あっち向いてホイ!」や「いっせいのせ」を流行らせてきました。
※なので、もしマレー人に「あっち向いてホイ!」を仕掛けられたら、たぶん僕らのせいです。笑

ともかく、純粋に楽しかったです!

とまぁ表向きは明るかったですが、色々考えるきっかけになっています。
そもそも、なぜ孤児院があるのか…

カンボジアやベトナム程ではないにしても、マレーシアでも未だに子供の人身売買のような事件があるようです。
今回出会った彼らがどういう経緯でここに来たのかを知ることはできませんでしたが、何か事情があったのは間違いないと思います。

しかし、そんな"何か"があったにせよ、彼らは一生懸命勉強しようとしたり、日本のことを知りたがったり、それぞれ将来の夢を持ったりしています。加えて、僕らが立っていると椅子を持ってきてくれたり、英語があまり得意でない子に僕らの話をマレー語で訳して伝えてくれる子がいたり…彼らはそんな優しさも持っています。

いえ、孤児院で保護された彼らは、まだ良い方なのかもしれません。そう考えると非常にもどかしいし、やるせない思いです。こういう問題については興味があって今までも本で読んできたけれど、彼らと会った後の感情移入の度合いは、大きく変わっています。

せめて今回出会えた彼らに、1つでも2つでも何か希望のようなものや将来の魅力を伝えられていたら嬉しいです。
そして、「18歳になったら日本に行くから、連絡先教えて」と言ってくれたうちの誰かと将来再会できて、一緒にこの問題に取り組めたら最高です。
なので、この孤児院との連絡は継続的に… ここでも、小さなキッカケから大きな流れができるように…

少なくとも、この感情は忘れずにいたいです。

後半戦の山場

2013-11-24 23:46:06 | 東南アジア派遣
こちらに来て2週間が経ち、派遣期間も後半戦に突入しました。

そんな後半1週目の今週は孤児院を訪れ、ボランティアに挑戦してきます。
未体験の世界で、何かを得てこようと思っています。


そして同時に、今週は現地の家庭へホームステイしています。
いやー、社会人になってまたホームステイする機会を作れるとは。。
今回の企画で、通ったポイントで個人的に一番嬉しかったのが、実はここです。

自分で言うのも難ですが、ホームステイには成長の要素がぎっしり詰まっていると思います。
大学時代にフランスで経験したそれを振り返る度、そう感じます。


さて、フランスのそれでお邪魔したのは、一人暮らしのおばあちゃんの家でした。
翻って今回は、2人のお子さんがいる核家族家庭です。何だか新鮮。
しかも、同じ棟には15歳のタイ人の男の子2人と、別棟には17歳の日本人の女の子も、留学のために下宿していて賑やかです。彼らについては、そのくらいの年齢だった頃の自分と比べて、偉いなぁ…と感心するばかり。

お子さん2人とは早速仲良くなれましたが、このタイ人2人がなかなか寡黙で難しい。。
(ホストマザーもそう嘆いていた)
折角同じ棟にいるのだから、滞在する1週間のうちに彼らと仲良くなれるといいな。
それが実現できれば自信になりそうなので、頑張ってみます!

ボランティアと、ホームステイと、、
今回の派遣で、社会人としてのスキルアップ以上に、やっぱり人間として成長したいものです。

未来のために

2013-11-18 06:16:48 | 東南アジア派遣
これは去年訪れたカンボジアでの出来事。
観光地近くの露店で飲み物を買った時に、小さい子(本人は10歳と言ってた)が英語で対応してくれて、ちょっとビックリしました。
"学校で習ったの?"と訊いてみると、"こうやってお母さんの手伝いをするのに必要だから自分で覚えた"だそうな。
"偉いね"と言うと、"楽しいですから!"と。

ベトナムでバイクタクシーをやっていた、日本語が堪能な兄ちゃんも、そういえば似たようなこと言ってたっけ。


そしてここマレーシアも同じように、小さい子が英語を使って一生懸命露店を手伝っています。今回はまだ、カンボジアの子に対してしたのと同じ質問はしていませんが、きっと同じ答えが返ってくるんだろうな。

僕は、人を成長させる大きな要因はモチベーションだと思います。今、現地の子供達の多くがそんなモチベーションで読み・書き・算盤を学んでいるとしたら、東南アジア随一の出生率の高さとも相まって、10年くらい先のこの国は凄いことになりそうな気がします。

でも同時に、更にその先はどうなるんだろう…とも考えてしまいます。恐らく"体系的に学ばせればもっと伸びる"という流れになって(今も既にそうだけど)学校整備が進んで就学率が上がる方向に向かう気がします。そうすると、こういう屋台で楽しそうに働き、"I enjoy!"と返してくれる子供達の姿は減ってしまうのかな…と。


こんな体験をすると、本当に何が幸せで何が大切なのか・自分達がしようとしていることはお節介じゃないのか、考えさせられます。
インフラ整備・識字率向上… もちろんそれをするメリットが数多くあるのは事実だし、それに従事されている方々の苦労も並大抵ではないと思います。しかし、仮にそれ自体を目的化して走っているとしたら、やっぱり何か違う気がします。
違うシチュエーションではあるけれど、夏に後輩たちと話した時に出てきた、"対象者の選択肢を増やす活動"というのが一番正解に近いんだろうか。

いずれにしても、もっともっと現地の方と"対話"しなきゃな。

トップギア

2013-11-15 23:57:18 | 東南アジア派遣
「よく考えたら、オフ日はあるけど休憩はないね(笑)」
「今更だけど、Fくんのタフさ半端ないわ。。」
…同行メンバー2人に言われてしまいました。

マレーシア滞在1週目が終わりました。
Facebookで紹介したMATRADEをはじめ、現地の商工会議所やMJIIT(現地の工科大学)にヒアリングをかけ、市内を歩き回って市場調査をし、英文でのアポイントメールにも初挑戦し、1週目を終えました。
土日はボルネオ島に渡り、ジャングル探検やマリンスポーツを楽しんできます!

…というところから、冒頭の話に戻ります。
やっぱり他人から見ると僕のスケジューリングは異常な詰め込み方なんだな…と改めて実感。
でも同時に、"楽しそうだし、今回逃したら一生できない体験だろうから、喜んで付いてく!"と言ってくれて嬉しかったです。

何度も言ってしまいますが…会社でも、かるた関係でも、良い仲間に恵まれたものです。

アウトプット

2013-11-11 21:57:18 | 東南アジア派遣
予告どおり、マレーシアへやって来ました。
赤道直下だけあって連日の30℃越え。…2013年二度目の夏がやって来た気分です(笑)

今回は同期2人と一緒なわけですが、考えてみたら海外三人旅は初めてだな…と。まぁ気を遣うような間柄でもないけれど、、"仕事"というのも相まって、なんだかんだでいつも以上に慎重になりますね。食も行動も抑え気味にしています。


でもやっぱり、海外初体験の人を連れて行くのは楽しいもんです。初の人のコメントから僕も発見があるし、少し"役立てた感"があるし。

僕が休みの度に海外を転々としているのは、元はと言えば自分の興味本位でした。でも、回を重ねると何かアウトプットをしたくなるのが自分の性。。(笑)
その1つとして、そこで得てきた経験をベースにこうして"誰かを連れ出す"というのは、良いアウトプットじゃないかと思っている今日この頃です。海外体験(=日本にない面白いものや興味深いもの・アイディアを見つける機会)のハードルを下げ、楽しさを少し増幅させる役割を担えるのかなと。


さて。
明日は現地の商工会議所に顔を出してきます。
巧くこちらの意図を伝えられるといいな。。