Keep on Sailin', Keep on Dreamin'!!

"先"にある楽しいことを考えながら、"今"を精一杯生きてみよう!

鬼になれるか?

2024-06-24 03:20:40 | 診断士×途上国
また1つ、仕事で越えなければならない課題が目の前に出てきた感じがあります。
一言で言うと、「性善説で押し切る限界を感じてる」といったところでしょうか。

特に個人事業主になった2020年以降(JICAタンザニアにいた2年間は別として)、「信頼できるメンバーを見極めて仕事する」(信頼できないメンバーとは距離を置く)というスタンスを取れるようになり、これまで割とうまく行っていた感があります。

ベースとして自分は、割と「1:8:1理論」の信奉者だったりします。
1:8:1理論とは、「大局的に見れば自分に最初から付いてきてくれるのは全体の1割で、同時に絶対に相容れない人も1割存在する。残りの8割は(言葉を選ばなければ)風見鶏的で、「面白そう」と感じてくれれば付いてきてくれる層」というものです。

大事なのは、
①相容れない相手には力を割かず、距離を置くことを割り切る(敵に回さなければOK)
②最初の1割の人を見極める
③最初の1割の人と一緒に何か小さなものを成し遂げて、8割の人を少しずつ巻き込んでいく

…振返ってみればSOもこんな構図で、熱い1割の人達(特に実行委員をやってくれたメンバー)や徐々に付いてきてくれた8割の人達に支えられて、時間を掛けて大きく・楽しくできたと思っています。

ただ最近の仕事では、日本でもタンザニアでも、「最初の1割に入れてもいいのかな」くらいに感じていた方から突然梯子を外されたり、(言葉を選ばなければ)裏切られたりという事象が相次いでいて、少し攻守のバランスを考えなきゃなと感じるところです。
原因は、僕自身の見極めが甘かったり、不可抗力的な第三者からの入れ知恵的なものがあったりと色々ですが、総じて「お金はこんなにも直ぐに人間を堕とすんだな」というのを痛切に感じる日々で、どれだけ親しくても or 親しくしているつもりでも、脇が甘かったなと反省です。(※何かを盗られたとかではないです)

祖母(←僕に大きな影響を与えてくれた一人)が生前に言っていた、「あんたはお人好し過ぎるから。100%信頼できる人はいないからね」という言葉を改めて思い出します。
物事を性悪説で考えるのはかなり辛いけれど、部分的には鬼にならないと、そして仕事上で「代替が利かない方」をできるだけ作らないようにしなきゃなと…。

こういう考えに傾くと、日常生活までその考えになりそうなのが少し不安だったりします。
SOや母校のコーチをやっていた頃は、ある意味でそれらが「全力・性善説モード」で突っ走れる時間だったので、仮に仕事で性悪説モードに振れても、それらでバランスを取っていた気がしています。

もし僕と接して、「あいつ最近なんかおかしいな」と感じたら、遠慮なく教えてもらえたら嬉しいです。
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帰国報告とか

2023-01-03 10:19:08 | 診断士×途上国
明けましておめでとうございます!

ブログ更新が2年ぶりになってしまいました。
他のSNS等ですでに報告済ですが、お陰様で無事にタンザニアでの任期を終えて帰国しました。
行く前は不安しかありませんでしたが、公私ともに良い仲間に囲まれ、総じてとても楽しい2年間を過ごすことができました。

①JICAや現地側との人脈づくり
②日本の途上国支援の現場を実際に見てみる
③タンザニアの文化に触れる

…そんな目的を掲げつつ、「開発コンサルとしてもう一段階レベルアップするための修行」という位置づけで、2年間を過ごしました。

正直なところ、仕事をしていて良いことばかりではありませんでした。
まさに「援助慣れ」(途上国側が、先進国からの援助をアテにして自分たちで何も工夫・行動しなくなる状態)を感じる場面がタンザニアでもあり、「なんでこんな奴らのために僕らが支援しなきゃいけないんだ!」って感じたことは、一度や二度ではないです。
相手政府の方の言動があまりに腹に据えかねて、電話口で「そんな気持ちなら、明日からこの研修に来んな!」って怒鳴ってしまったこともあります。

悲しいかな国際協力は、「相手が困ってるから助けたい」という純粋な気持ちだけで進められる世界ではなくて、
自分自身が性悪説に段々染まっていくような、そんな感覚もありました。

でもやっぱり、日本が資金や技術を支援することで救われたり、大きく羽ばたいてくれた企業もありました。
特に現地の若い起業家(スタートアップ)の方々にそれは顕著で、自身の任期と彼らへの支援が同時期だった企業の事前事後を横から見ていて、
会社も経営者も大人になっていく姿は感無量でした。

そういう方々いる限り、自分はやっぱりこの国際協力を生業にしていきたいな…と思っています。

年明けからはまたコンサル会社に所属します。
個人事業主として活動することも考えましたが、個人事業主の自由度や収入の多さよりも、「同僚から学べる機会」が今の自分には必要だと感じたためです。

企業の海外進出支援をメインの活動に据えつつ、「自分で仕込んだタンザニア案件を受注する」という自作自演な活動もできたら良いなぁと思いつつ。
新しい環境で、また学びながら頑張ってみます!
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帰国後の進路と販路拡大

2020-08-24 20:29:30 | 診断士×途上国
少し気が早いけれど、タンザニアから帰ってきた後のことも考えてみます。

・開発コンサル会社で仕事をする
・独立の状態で開発コンサル・経営コンサルとして仕事する

…今時点で思いつく選択肢は上の2つで、いずれにしても「途上国×診断士」という軸です。

純粋な開発コンサルとしてJICA等の技術協力案件に関わっていくならば前者で、経営コンサルタントとして企業の海外進出に軸足を置くならば後者でもアリ…という具合でしょうか。

ただ何れにしても、自分の販路(お客さんを探すチャネル)を増やすのは、必要かつ今からできること。
そんな思いもあって業務用のTwitterを始めてみました。

開業した今年の4月から今までの主な販路は、

①個人の伝手(診断士仲間等)
②ランサーズやココナラ(サービス需給のプラットフォーム)

の2つでした。比率で言うと個人の伝手が8割くらいでしょうか。
ここにTwitterを加えることで、

・自分だけの販路を築ける可能性が生まれる
・まだ「やりたいこと」「困っていること」を具現化・言語化できていない方にも出会える

…ということを考えています。
後者について補足すると、恐らく「誰かに相談する」とか「ランサーズ等のプラットフォームで案件化する」というアクションができる時点で、その方の中ではある程度「やりたいこと」や「困っていること」が形になっています。

ただ、それよりも遥かに数が多いのは「困っていることを言語化できずに悩んでいる方」で、そういう方の力になれないものかなと。
そして、「そういう方はTwitter上にいるんじゃないか?」…という仮説です。

Twitter上でハッシュタグを辿りながら、地道に助言をしていけたらと思っています。

お互いに全く得体の知れない中で関係をつくるのは、少し怖い感じもありますが…笑
まずは試行錯誤しながら、一歩ずつやってみます。
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タンザニア赴任計画

2020-08-19 16:57:49 | 診断士×途上国
俄かに、「最短で10月からのタンザニア赴任」という話が出てきました。
コロナ禍で渡航延期が決まってから約半年。越年を覚悟していたので、「思ったより早そう」というのが正直な印象です。

ただし、"現地に数年間行きっぱなし"という従来型ではなく、"60日サイクルのシャトル渡航"(要は日本と現地での参勤交代みたいな形)が基本線とのこと。

正直なところ、「生活基盤的にも仕事や収入的にもちょっと落ち着かないかな~」と。。

今回の案件に応募した個人的な最大の目的は「現地に駐在して現地でのネットワークを創り、将来の仕事の幅を拡げること」でした。
自分がやりたいこと(中小企業の途上国事業支援や、途上国の現地企業の収益性・生産性向上)を叶えるために自身に必要なのは大別して下の2つで、そのうちの①を手に入れに行くイメージです。

①現地でのネットワーク
②日本の中小企業や関連団体とのネットワークと信頼

…ただ、このシャトル方式でどれだけ①を実現できるかな…と。

今は日本での個人事業主の活動を通じて②を強化しており、10月以降もその流れとの並行が必要かな…なんて漫然と考えています。

とはいえ、この状況でタンザニアへ行かれるだけでも、だいぶ画期的で有難い話。
効果を最大化するための方法を、色々と考えてみようと思います。
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捨てる神あれば…

2020-06-26 00:26:18 | 診断士×途上国
前回書いた、区役所のアドバイザー終了。
世の中的には(企業からの逼迫した相談件数が少し落ち着いたという点で)良いことだと思いますが、僕個人の観点では貴重な収入源を1つ失うことになります。笑
(もっとも、"捨てる"神という表現は先方に少し失礼かもだけど…)

どうすっかな~、何か困ってる人いて手伝えることないかな🤔

…なんて逡巡してたら、先ほど診断士仲間から補助金申請サポートの話が突然舞い込みました。
「企業が設備投資をする際にかかる費用の一部を賄う補助金の申請のため、提案書を書いてほしい」…と。

収入源という意味でも、今の個人事業主の形じゃなければできない仕事って意味でも、本当にありがたい。
"期限は8月上旬"と短いけど、提案書は自分の得意分野のはず。
とはいえ信頼を失うのは一瞬なので、この貴重な仕事をしっかりやってみようと思います!
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