美山の森から ~原村移住計画の記録と山遊び~

やっと理想の土地を手に入れました。
長年の夢だった森の中の暮らしの実現まであと少し…かな?

色々考えているうちに今年ももう後半に突入

2009-07-02 | 身体のこと
いやぁ、初めて一月以上もサボっちゃいました。
う~ん…色々考えているうちに一月なんて、それこそ「あっ!」っという間に過ぎてしまいました。
ホント、なにやってんだか。

NBAではLAがファイナルを制覇し、KOBEが念願のファイナルMVPを獲得。
石川遼君がプロ3勝目を上げ、全英オープンの出場権を獲得。
ツール・ド・フランスに日本人として二人目の出場選手が…などとスポーツ界も日々動いていましたが。




サボっている間に、心配してメールを下さった方々。
Blogの更新がされてないので、気にしてメッセージを送ってくれた人たち。
そして休んでいても、気にしてコメントを残してくれた皆さん。

この場をお借りしてご心配をおかけして申し訳ありませんでした。
例の検査入院ですが…実は、すぐに帰されました。
って、何もなかったからではなくて…

実は検査の時に大腸に「ポリープ?」が見つかりました。
ただの「ポリープ」ならその場で「ピッ!」って取っちゃえば、2日で退院なんですけど。
検査の途中で先生から「カメラ(内視鏡)が通らないんだけど」ということで。

もちろんそんな大きなものは「ポリープ」じゃなくて、「腫瘍」でしょう。
ということでその場では細胞を4つほど採取して病理に回すことになり。
結局、入院せずに帰されたんです。

で、後日結果を聞きに行くことになったのですが、なんとなく悪い方のような雰囲気がしたんですよね。
で、急遽嫁さんにも来てもらう事にして病院へ。
すると案の定「悪性」と言う結果に。

なんとなく予想はしていたものの、ヤッパリ目の前で「宣告」されちゃうとねぇ。
まさか自分が「癌告知」を受ける立場になるとは思ってもいなかったので。
面と向かって「5年生存率60%」とか言われちゃうとね、それなりに衝撃的だったわけで。



で、これがドクタからの説明。
このときはまだ正確な位置と大きさは未確定でしたが、下降結腸の途中に腸管を半分塞ぐほどの腫瘍。
この上下で腸管を切除して腫瘍ごと摘出し、下から余っている腸を引っ張って接合するということらしいです。

前回の手術で懲りているので出来れば切りたくはなかったし。
先生も「今度切ることになれば(腸閉塞などで)それなりにリスキーだし…」と言っていたし。
で、一応「切らないとダメですか?」と聞いてみたわけですよ、答えはある程度分かっていても。

でも「他の病院でも切らないという選択肢は無い」とはっきり言われました。
つまり「覚悟して再び開腹手術を受けなさい」ということで。
それなりにリスクはあるけど、今「下降結腸切除」をすれば確立は高いし、腫瘍が大きくなれば腸が破れる可能性もあるということで。

4日の土曜日から入院して、6日の月曜日に手術ということに決まりました。
いえ、もう10日も前から決まってました。
と言うよりはこの一ヶ月は手術に向けての検査などの日々でした。

一応、もうどの辺がリスキーなのかという話しも聞きましたし、ある程度の合併症などの可能性も聞きました。
当然検査では見つからなかった腸の外側への転移が、開けてみたら見つかる可能性も無いわけではありません。
告知後はずっと一人で話しを聞いていましたが、今でも先生は「奥さんは…?」と話しをしたがっています。
きっと「何か?」あるんでしょうね、本人には言えない事が…

この際ここで公表してしまいますが(すでに気付いている人がほとんどでしょうけど…)、実は…
年末から坊ちゃんと嫁さんとは別居をしています。
もう半年、彼とは会っていません。

それからこれも残念なんですが…美山の土地を手放しました。
これから何かとものいりだと思ったし、先々のことも不透明であとで負担になると困ると言うこともあって。
まさに「断腸の思い」で泣く泣く処分することにしました。

そしてまたワガママを言って、早めに仕事に区切りを付けさせてもらい身辺整理の日々を送っていました。
そんなわけで裏メニューの方では時間を作っては「思い出の味巡り」などもしつつ。
もう業界には戻ることはないと決心して、お世話になった方々へご挨拶などもしていました。



で、このBlogですが…
このまま存続させます!
美山も手放してしまいましたが、タイトルも変えずにこのまま続けていくつもりです。

今回は病院へもノートPC持参です。
もちろん病室から繋ぐことは出来ませんが、オペが上手くいってベッドを離れることが出来るようになればUPも可能だし。
闘病記というよりも事の顛末を記録することで、もしかしたら役立つことがあるかもしれないと考えました。

一応、遺書らしきものも用意しましたし、思い残すこともたくさんあります。
明日の金曜日は文字通り「最後の晩餐」ですが、いざそうなると最後に何を食べておきたいか思い浮かびません。
明日は何人かと会う予定で、たぶん夜までかかるでしょう。

その後は一人で過ごしたいかなぁ?
坊ちゃんに直接どういうことになっているか、話して上げられないのが残念ですが。
そういうことも含めて全部受け止めなければならないと言うことなのでしょう。

予定では4週間。
これは長くなることはあっても、短くなることはありません。
前回の経験値でいけば「術後3日」が一番きつい。

5日もするとベッドの上ではある程度自由度が上がり、1週間目で歩いてトイレに行けるようになるかというところ。
つまり上手くいけば来週の週末か、再来週の週明けには何かご報告ができるかも知れません。
と言うわけで…

自覚症状がほとんどない(お通じだけが正常じゃない)ので、本人は至って元気そのものです。
会う人、逢う人、みんなに「ホントに?」と言われていて…もういい加減に慣れましたけど。
今のところ本のちょっと体重が減っただけ(食事制限のせいで…)。

果たして、どういうことになりますことやら?
あっ、まだ日曜日まではなんとかアップできるか…