お邪魔プログラムは、動き出したとき引っ込ませれば、その場は何とか過ごせますが、それだけではいつかまた現れます。
そのたびに「やめて!」を繰り返すのも、能のないやりかたです。
タスクマネージャで「やめて!」と命じるときは、ボタンを押す前にプログラムの名前を確かめましょう。
いやな動きをしているプログラムの名前がわかったら、それを控えておきます。
そこで紙と鉛筆を持ち出したのでは、せっかく使っているパソコンに気の毒です。
うっかりユーザーの場合は、ドキュメントフォルダーの中に居場所を定めて「書溜め.txt」というファイルを一つ作って何でも書いて放り込んでおける箱のように使ってています。
このテキストファイルは、用があればすぐに常用のエディターで開けるようにデスクトップの左右両端にショートカットを置いてあります。
ブラウザでも何でも、全画面でなく幅を少し狭くしておけば、このショートカットは容易に見つかります。
「やめて!」の対象プログラム名は、コピペできればこの「書溜め」に簡単に覚えさせて置けるのですが、残念ながらお堅いタスクマネージャはそれをさせてくれません。
仕方がないのでプログラム名を間違えないように「書溜め」に記録します。
込み入った名前の場合は、タスクマネージャの窓を画像にしておけば、後で再確認もできます。
ここまでくれば、「やめて!」の相手は「さあ見つけたぞ、こいつめ」ということになります。
「コントロールパネル」⇒「プログラムの追加と削除」から、「さあ見つけたぞ、こいつめ」を探し出してアンインストールします。
こうしておけば、パソコンの中に巣くっていてまた出てくることはなくなります。
もう一度やってきたときには、うっかり入れないよう、門前払いにすればよいのです。
黙って入ってきたんだけれど、と思うのは、そのときに気がつかなかったことがほとんどです。
雑草の根っこのように、種が風に乗って飛んでくることはごくまれなのです。