パソコンには、対話形式で<選択・簡単な入力・決定>を進めていくと、システムの設定やアプリケーションソフトの操作が、何も考えないうちにできてしまう「ウイザード」という機能があります。
ウイザードとは魔法使い、魔法をかけられているのはもちろんユーザーです。
なんだかわけがわからないけれども、あれよあれよと思う間にできあがる魔法です。
魔法は、かけられたほうの楽しみより、かけるほうの喜びが、はるかに勝ります。
パソコンのウイザードも、ユーザーは自分が何をしているのかわからないままに作業を手伝わされていて、作ったほうは得意顔、そういうものではないかと思うのですが。