うっかりユーザのパソコン奮闘記

パソコンを使っていて感じたあんなこと、こんなこと、気ままに書いていきます。

こま切れと 断片の違い

2015年03月29日 | 千差万別

こま切れの肉は、まとめると肉の塊のようにすることもできます。
こま切れの知識も、うまくつながればちょうど使い勝手のよい大きさにまとまることがります。
知識がつながり、まとまって動き始めると、発酵をはじめ知恵になることもあります。

ところが、つながりもせず、まとまって力も出さず、もちろん発酵にも至らない知識もあります。
切れ端を持っているだけの、あるいは持たされただけの、断片知識です。

断片知識は役立つ度合いが少ないうちはまだよいのですが、実際とは違うものごとの解釈をさせてしまうこともあります。
歴史の知識などには、そういう困りものが多いようです。
そういう話は、筋道がおかしいので、よく考えれば違いはわかるのですが、読んだこと聞いたことを、その断片だけで手に取りもせず見ていれば、はじめは「何だこれ」と思ったものが、いつか「そんなものか」に変わり、頭の隅におさまってしまいます。


キーボードのキーの役目も、知ってみたところで断片知識に終わってしまうことが多いものです。
一つひとつのキーがどう働くのかを知りたいという欲求は、キーボードをじっと見ていると、いつか起きることがります。
そのとき、まず聞いてからと思うか、押してみようと思うかは、人によりさまざまです。
そこでどうするかによって、ものごとの筋道の確かめ方が変わってくるようにも思います。

確かに、筋道を確かめ損なうと、話はよくわからなくなります。
いつでしたか、「セキュリティエッセンシャルが、2015/7/14 までサポート延長」という情報を知らされたことがありました。
この言葉だけを見ると、いま Windows 7 にまでは有効に使えているセキュリティエッセンシャルが、2015/7/14を過ぎるとアップデイトも効かなくなってしまうようにも読みとれます。
まだまだユーザーの多い Windows 7 の、オマケのようなセキュリティソフトが、そうすぐにダメになってしまうはずはないのですが、知らされた断片情報だけを見ると「えっ」と思ってしまいます。
Windows 10 まで手が伸びたので、早ばやと Windows 7 の店をたたむのかと、見当違いの勘ぐりさえ起こしそうになります。

よく確かめればこの話は、Windows XP 向けの定義ファイル提供サポートを、2015/7/14 までとするということなのでした。
もう相手にされなくなったOSとのからみあいのことを、なぜ情報らしく知らせてくれたのか、そのあたりの事情を、しばらく会う機会の途絶えた発信者から聞き出せず、断片知識がミルフィーユにもなれずに、いま固まりそうになっています。

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