うっかりユーザのパソコン奮闘記

パソコンを使っていて感じたあんなこと、こんなこと、気ままに書いていきます。

DVD

2011年06月10日 | 忘れかけていたこと

You Tube の画像と音声をDVDに入れたい、と言う人がいた。
みんなに見てもらいたいので配りたいとのことである。
直接見てもらえばいいではないかと思ったが、その人がなぜそうしたくなったのかを考えてみる。

DVDは見ることができても、You Tube を見られる環境にない。つまりインターネットを見ない人がいる。そういう人に情報を与えたい。
そうか、そういう人もいるだろう。だが、さらに疑問が湧く。

その人が報せたいという情報は、何度も繰り返してみるほどの価値を持ったものなのか。
自分が感慨を得たから人もそう思うだろうという思い込みはないのか。
その情報経路を通過する条件で認められているものを、別の経路を設けまたそれを増幅するようなことが、法に適ったことか、また道義にはずれないことなのか。

配りたいのが誰の話ということまでは聞いた。
しかし、やや偏執に満ちたその話の主は、時宜を得てもてはやされてはいるものの、自分の見たいところだけしか見ないという態度を堅持している。
持論の裏付けも、データがあるあると言いながらその場では示さない。
N町方式と大して変わらないのではないかという気さえしてくる。

それから推せば、何が何でもDVDに詰め込んで関心を湧き起こそうとするには格好の題材というほどのことでもなく、情報の中味よりも、その入れものを配ることに興味があってのことではないかと、勝手な想像をしているところである。

そもそもDVDは、画像と音声を保存したい人が増えたからできたというよりも、DVDの装置が売り出されたから、画像と音声を、繰り返し見聞きするでもないのに貯めこむ人が増え、そして配りたい人が出てきたのだ。