物まねの達者な人は、声、しぐさ、ときには顔つきまでまねるが、肌合いをまねることはできない。
人それぞれに、またモノにはモノの、肌合いというものがある。
筆の確かな人は、どんなモノもそれらしく描きあげるが、それが絵であると承知しているからそう見えるので、写真の画面の中にそれを貼りつけても、実物を写真にした画像にはかなわない。
いやフェルメールの絵は写真以上だという人もいるはず、さからうつもりはない。
コンクリートからはじまって、13種類の物質の肌合いの画像が提供されているサイトがある。
写真画面で合成を試みようとする人や、モノの肌合いを背景画像に使ってみようかという人にはたいそう便利だろう。
"Texture King" (吉田淳氏紹介)がそれである。
⇒ http://www.adachieve.info/t_king.html