海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

「土砂投入を許さない!ジュゴン・サンゴを守り、辺野古新基地建設断念を求める8・11県民大会」

2018-08-11 23:52:30 | 米軍・自衛隊・基地問題

 11日(土)は那覇市の奥武山陸上競技場で開かれた「土砂投入を許さない!ジュゴン・サンゴを守り、辺野古新基地建設断念を求める8・11県民大会」に参加した。朝、名護市民会館からヘリ基地反対協が準備したバスが出るので、カヌーメンバーはそれに乗って会場に向かった。

 会場に着くと入り口近くで、来る17日(金)に予定されている「土砂投入を許さない!8・17辺野古海上大行動」への参加を呼びかけるビラをカヌーメンバーで配布した。大行動についての詳細は、下記の「辺野古ぶるーのブログ」を見てほしい。

https://henokoblue.wixsite.com/henokoblue

 日本政府・沖縄防衛局は今月17日に辺野古岬付近の工区に土砂を投入すると打ち出している。それに対し最も近い場所(海上)での抗議行動を行う。上のブログを見て、ぜひ多くの人に参加してほしい。

 ビラを配っていると、モノレールやバスから降りて会場に向かう人の波がすごかった。1時間以上前から次々と人がやってきて、集会が始まっても絶えることがない。今日は予定以上の人が集まっているだろう、と思っていたが、主催者発表で7万人の人が参加したとのこと。

http://www.qab.co.jp/news/20180811105367.html

 急逝した翁長知事への哀悼の思いを持って、これだけの県民が集まったのだ。「監視社会ならん!市民ネット沖縄」も20名ほどが参加したが、メンバーの多くは各地域の島ぐるみの場所に散って参加した。

 私の方はティダの会のメンバーと一緒に集会に参加した。最初に翁長知事への黙祷を行ったが、その後は翁長知事への追悼とともに、その遺志をついて辺野古新基地建設を阻止する、という決意を述べる発言が続いた。

https://mainichi.jp/articles/20180812/k00/00m/010/041000c

 その中で、琉大の東清二名誉教授のメッセージが、環境監視等委員会のでたらめさを暴露していて、あらためて沖縄防衛局と御用学者の癒着、腐敗ぶりを浮き彫りにしていた。下の琉球新報電子版にメッセージの全文が載っているので、一読してほしい。

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-780624.html

 時おり雨脚が激しくなる中、それでも参加者は最後の頑張ろう三唱まで残って、17日の土砂投入を許さない、という意思を固めていた。

 日本政府・沖縄防衛局はいま、土砂投入を強行した場合、それが県民意識をどれだけ刺激し、9月中に行われる沖縄県知事選挙にどう影響するかを分析しているだろう。土砂投入を阻止するために、県の埋め立て承認撤回と同時に、県民が具体的に意思表示をすることが重要となっている。

 13日からヤマトゥはお盆休みに入るが、その間の辺野古の動きに注意しながら、土砂投入を許さないために行動することが、県当局はもとより、県民1人ひとりに問われている。わんやちゃーすが。いやーやちゃーすが。ちばらんねーならんしが。


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