海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

H地区での抗議行動

2016-10-11 23:56:06 | 第32軍司令部壕説明板問題

 

https://www.youtube.com/watch?v=FlUObJXcNmg&feature=youtu.be

 11日は久しぶりにH地区で抗議行動を行った。樹木の伐採が終わったあと、H地区では土砂流出防止柵の設置や一部で伐根作業などが行われていて、沈砂池の造成も行われているのではないか、という意見もあった。

 少なくとも5台の4トンダンプカーが往復し、H地区の奥の方に砂利を運んでいた。連日、N1表ゲートから10tダンプカー40~60台分の砂利が搬入されている。現時点でそれだけ大量の砂利を使用しているとは思えず、揚水発電所の敷地内にH・G地区で使用する砂利の置き場所があり、そこに溜めているのかもしれない。民間ヘリや自衛隊ヘリが使用した着陸帯の横の空き地が可能性として高い。

 土砂流出防止柵の間に入れられている土のうには、現場で掘り起こされた土が使用されている。作業員の一人は、本当は砂を入れるべきだが、砂を運んでくるのは難しいので、現場の土を入れるように指示されている、と話していた。実際、N4のヘリパッド建設の際には砂利が使用されていた。今回の工事が年内完成を急ぐあまり、ずさんな形で進められていることを示している。

https://www.youtube.com/watch?v=_1QjfDb7n38&feature=youtu.be

 谷間の下の方で座り込み、午前8時半ごろから午後3時半過ぎまで、H地区のヘリパッド建設に抗議を続けた。谷間部分の土砂流出防止策が完成すれば、伐根作業や整地作業が進む。板の間に土のうを入れたり、柵を延長しようとするのに抗議を続けたが、千葉・福岡県警の機動隊が投入され、強制排除された。

  北部訓練場での警察権の行使や刑特法、威力業務妨害の適用が宣伝され、威圧効果が発揮されるなかで、抗議に来た市民は一人ひとりが精いっぱい抵抗の意思を示していた。数倍の数の機動隊や沖縄防衛局の弾圧に抗して、やんばるの森と県民の生活を守り、殺戮のための訓練施設の建設を許さないために、現場では今日も必死の抗議が続いている。

 別グループはN1の工事現場まで行き、状況を確認している。N1では伐根作業はほとんど終わり、盛り土やのり面の形成が行われていたとのこと。H、G地区に比べれば工事はかなり進行している。それを止められるかどうかは現場で抗議する人がどれだけ集まるかによる。一人でも多くの人が抗議行動に参加することを願う。

 


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