海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

海底ボーリング調査の最終地点で準備が進められる。

2015-12-18 22:55:47 | 第32軍司令部壕説明板問題

 18日は朝、カヌー4艇で松田ぬ浜を出発した。帰省やケガ、年末の仕事の忙しさが重なって参加者は少なかったが、監視活動だけでなくオイルフェンス補修への抗議など、少ないなりにやれることをやった。

 前日、緑のクレーン付き台船が長島近くに移動し、青のクレーン付き台船とスパッド台船を合わせて計3基の台船が長島近海に集中している。周りは三重、四重にオイルフェンスとフロートが張りめぐらされ、抗議・阻止行動を徹底して排除しようとしている。

 スパッド台船の上には数人の作業員が午前、午後と海底ボーリング調査を継続していた。青いクレーン付き台船は前後にフロートなどが繋がれていて、この地点にはコンクリートブロックが落とされていないのか、アンカー代わりに利用されているように見える。

 緑のクレーン付き台船では、海底ボーリング調査を行う黄色い三角のやぐらに作業員が集まり、クレーンで掘削用の管を海に沈めるなどの作業を進めていた。ここが最後の調査地点と思われるが、年内に終われるかどうか。

https://www.youtube.com/watch?v=7qDaCD0qmY0&feature=youtu.be

 少人数ではボーリング調査への阻止行動は難しかったが、作業船がオイル・フェンスの補修に来た際、メンバーの1人が海に入り作業船のロープにすがりつくなどして抗議したので、作業船は途中であきらめて引き返していった。

 この日は日差しがあったので、前日に比べて寒さがやわらいだ。カヌーを長時間漕ぐと疲れる。船に上がって休憩を取ると体が冷え、風が身にしみる。こういう時、太陽のありがたさを実感する。

 海に入ったメンバーも午後まで元気にカヌーを漕いでいたが、冬の海の厳しさが体にこたえるのは言うまでもない。体調に気をつけて、年末まで海上行動を頑張りましょう。

 


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