海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

台風前の駆け込み土砂積み込みに抗議

2020-10-06 18:09:00 | 第32軍司令部壕説明板問題

 6日(火)はカヌー12艇を名護市安和の琉球セメント新桟橋に運び、抗議船・木の葉蝶とともにガット船への土砂積み込みに抗議した。

 午前8時40分頃、安和の現場に着くと新桟橋にはガット船・聖嶺が接岸していた。昨日、大浦湾で土砂の積み替えを行っていた船で、午後に大浦湾を出たあとすぐに安和に戻り、土砂の積み込みを行っている。

 台風14号が発生し、他のガット船が避難を始めているなか、駆け込みで積み込みを行って奄美方面に移動しようという考えだ。台風が去ればすぐに大浦湾に行ける状態にしておくためで、満載になるまで土砂を積み込んでいた。

 午前9時5分頃、準備が整ったカヌーから順次海に出て、新桟橋周辺で抗議行動を展開した。辺野古側の埋め立てに使用する土砂を大浦湾に運ばせないため、できる限りの努力を続けている。

 午前9時49分頃から海保による規制、拘束が始まり、すべてのカヌーが新桟橋から離されたのは、午前10時40分頃だった。カヌーを固定する時間が十分に取れなかったが、それでも規制、拘束に50分近くは要した。

 そのあと、カヌー2艇が航路付近で抗議を続けた。午前10時45分頃、聖嶺が沖に向かい、入れ替わりに神峰が着岸した。

 この日は新桟橋に新たに土砂の持ち込みはなかった。構内に残った土砂は残りわずかで、これを空にして終わりと判断されたので、この日の抗議行動は1隻だけで終えた。

 午後2時34分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。K8護岸に接岸しているランプウェイ台船はなく、土砂の陸揚げ、投入は行われていなかった。

 前日の午後から栄雄丸が入り、大浦湾にランプウェイ台船は残っていたので、午前中は土砂の陸揚げ、投入が行われたのではないかと思われる。

 K4護岸などの嵩上げ工事現場には、作業員の姿が見られた。

 午後2時52分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。K9護岸に接岸しているランプウェイ台船はなかった。

 ガット船の姿は1隻も見られず、ランプウェイ台船は6隻が残っていた。屋部3号と5号はすでに羽地内海に移動したようだった。残りの台船もこれから非難するのだろう。

 午後3時16分頃、名護岳から安和の琉球セメント新桟橋を見ると、接岸しているガット船はなく、土砂の積み込みは終わっていた。

 塩川沖にも、いつも並んでいるガット船は見られなかった。

 


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