海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

陸上自衛隊ミサイル部隊の車両陸揚げ、勝連分屯地への配備に対する阻止行動

2024-03-10 21:54:13 | 米軍・自衛隊・基地問題

 10日(日)は午前7時過ぎに中城湾港の北ゲートに行き、陸上自衛隊ミサイル部隊の車両の陸揚げ、知念分屯地への配備に対する阻止行動に参加した。

 最初は南ゲートに行ったが、場所が変わったとのことで北ゲートに移動すると、すでに100人近い市民が集まっていた。

 ゲート前では集会が開かれ、ミサイル部隊の配備に反対し、車両の陸揚げを許さない、という決意が次々と語られるなか、壱岐・対馬フェリー株式会社の「フェリーなぎさ」から自衛隊車両が陸揚げされ、港内で待機した。

 市民はしだいに増えていって、北ゲートには150人以上が集まった。他にも南ゲートや知念分屯地前、そこに至る道路の各所に自衛隊車両阻止のために市民が集まった。

 午前7時45分頃、北ゲートの門扉が開けられ、同7時53分頃、自衛隊車両が姿を現した。

 ゲート前にいた市民は座り込みを開始し、「沖縄を返せ」などの歌を交えながら、自衛隊に対する激しい抗議を続けた。

 自衛隊車両は北ゲートから出ることができないまま、港内で立往生を続けた。

 午前8時35分頃、自衛隊車両は北ゲートから出るのをあきらめ、市民が少ない南側のゲートの方に回って機動隊に守られ出ていった。

 中城湾港を出たあと、自衛隊の車列を守るために沖縄県警のパトカーや覆面パトカー、機動隊のバスなどが多数出動し、同悪露の各所で抗議する市民を規制、排除した。

 それでも、横断歩道での牛歩や車を止めての抗議に自衛隊車両は何度も停止させられていた。

 途中で乗っていた車を警察に止められ、勝連分屯地での阻止行動には間に合わなかったが、機動隊に強制排除されるまで、長時間にわたって市民の阻止行動が取り組まれた。

 陸上自衛隊勝連分とん地の入り口に掲げられた絵にあきれかえった。

 白頭の鷲がミサイルを抱えているが、まさに日本は米国の属国であり、自衛隊は米軍の下部組織でしかないことを示している。

 ここまであからさまに米国・米軍への隷従ぶりを示すものか。

 米国の兵器を爆買いさせられて、庶民の生活苦など顧みずに、軍事予算を増大させている日本の愚かさを見せつけている。

 


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