海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

久しぶりのカヌーで護岸工事の進捗状況を見てまわる。

2017-11-23 23:39:16 | 米軍・自衛隊・基地問題

 23日は朝、カヌー16艇で松田ぬ浜を出発した。この日は勤労感謝の日で、辺野古側で行われている護岸工事なども休みとなっていた。今週は天候が悪くカヌーで海に出られない日が続いていたので、K1護岸からN5護岸まで工事の進捗状況を見て回った。

 K1護岸は片面に24個の被覆ブロックが設置されていた。N5護岸よりも小型のブロックが、途中から上段は縦横を変えて並べられていた。

 赤白鉄塔前ではN5護岸に向けて仮設道路の工事が進められている。両側に根固め用袋材を積み重ね、間に捨て石を投下して固めていく形で工事が進められている。しばらく参加していなかったメンバーからは、こんなに伸びたのか、という感想があった。

 N5護岸では16列に設置された被覆ブロックの先に、同じくらいの長さで捨て石が投下されていた。被覆ブロックの幅を2メートル弱と計算すれば、先端は60メートルほどまで伸びていることになる。

 近くの作業ヤードには石材が山積みとなっており、ダンプカーですぐに運んで来ることができるので、工事の進行も早い。

 この日はゲートからの資材搬入もなかった。ただ、作業ヤードや陸上の一部では工事が行われていて、重機が動いていた。カヌーメンバーは午前10時過ぎには松田ぬ浜に戻り、海での活動を終えた。

 勤労感謝の日だが、辺野古新基地建設工事で労災隠しが問題となっている。

http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/171530

 基地の中では労災による被害の実態が見えにくい。急いで工事を進めろ!という沖縄防衛局の圧力が強まれば、無理をした請負業者の労働者が犠牲となる。労災隠しなどとんでもない話だ。沖縄防衛局の現場指導のでたらめさが露呈している。 


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