ヤンバルは昨日今日と肌寒い日が続いている。さすがに外で半袖はつらくなってきた。
今帰仁の実家の裏庭にコーレーグス(高麗胡椒・島唐辛子)が植えてあり、実が赤くなりしだい泡盛の一升瓶に漬けている。沖縄の食堂に行くとスバやゆし豆腐に入れる薬味としてコーレーグスの小瓶が置いてあるが、実家では農薬代わりに庭木にかけて虫除けに使っている。
20年くらい前にインドネシアのスマトラに行った時、ホテルの朝食のバイキングでコーレーグスらしき物が皿に山盛りになっていた。青々とした実を見ながら、これはコーレーグスだよな、と思ったのだが、前の人が皿に取ったので私も皿に取ってテーブルについた。食べてみたらそんなに辛くない。コーレーグスとは違うのか?辛くない種類なのか?と思いながら生でバリバリ喰っていると、向かいに座っていた同行者が、お前、大丈夫か?と聞いてきた。いや、大したことない、と答えたのだが、しばらくして口から胃まで爆発した。いくら水を飲んでもぴーらちは治まらず、かなりのダメージを受けた。
コーレーグスのそばにパッパヤーの芽がぎっちゃみ(密集)して生えている。実を食べた後に種を捨てるといくらでも生えてくる。パパイアのことを沖縄ではパパヤーというが、仲宗根ではパッパヤーと発音している。
少し成長したら植え替えるのだが、次から次から生えてくるので、もう植える場所がなく、引き抜いて捨てている。パッパヤーは青い実は炒め物に使えるし、熟せばデザートになる。何の苦労もなくこういう恵みが得られるのだから、ヤンバルの自然はありがたい。
実家には成長して高くなり、実を採るのが難しくなったパッパヤーもある。実はカラスやメジロが食べている。中をきれいに食べられて皮だけになった実が下に落ちている。南洋諸島での戦記を読んでいると、飢えに苦しむ兵士たちがパッパヤーをさがす話が出てくるが、落ちた実を見ると時折そのことが頭をよぎる。
今帰仁の実家の裏庭にコーレーグス(高麗胡椒・島唐辛子)が植えてあり、実が赤くなりしだい泡盛の一升瓶に漬けている。沖縄の食堂に行くとスバやゆし豆腐に入れる薬味としてコーレーグスの小瓶が置いてあるが、実家では農薬代わりに庭木にかけて虫除けに使っている。
20年くらい前にインドネシアのスマトラに行った時、ホテルの朝食のバイキングでコーレーグスらしき物が皿に山盛りになっていた。青々とした実を見ながら、これはコーレーグスだよな、と思ったのだが、前の人が皿に取ったので私も皿に取ってテーブルについた。食べてみたらそんなに辛くない。コーレーグスとは違うのか?辛くない種類なのか?と思いながら生でバリバリ喰っていると、向かいに座っていた同行者が、お前、大丈夫か?と聞いてきた。いや、大したことない、と答えたのだが、しばらくして口から胃まで爆発した。いくら水を飲んでもぴーらちは治まらず、かなりのダメージを受けた。
コーレーグスのそばにパッパヤーの芽がぎっちゃみ(密集)して生えている。実を食べた後に種を捨てるといくらでも生えてくる。パパイアのことを沖縄ではパパヤーというが、仲宗根ではパッパヤーと発音している。
少し成長したら植え替えるのだが、次から次から生えてくるので、もう植える場所がなく、引き抜いて捨てている。パッパヤーは青い実は炒め物に使えるし、熟せばデザートになる。何の苦労もなくこういう恵みが得られるのだから、ヤンバルの自然はありがたい。
実家には成長して高くなり、実を採るのが難しくなったパッパヤーもある。実はカラスやメジロが食べている。中をきれいに食べられて皮だけになった実が下に落ちている。南洋諸島での戦記を読んでいると、飢えに苦しむ兵士たちがパッパヤーをさがす話が出てくるが、落ちた実を見ると時折そのことが頭をよぎる。