海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

ブラック企業・マリンセキュリティへの抗議

2016-05-26 23:56:39 | 米軍・自衛隊・基地問題

 26日は朝、カヌー9艇が松田ぬ浜を出発した。私は抗議船に乗ってビデオ撮影係。沖縄タイムス紙が辺野古の海・大浦湾で海上警備に当たっているマリンセキュリティ社が、カヌーや抗議船のメンバーを写真・動画撮影し、リストを作成して日々の動向を沖縄防衛局に渡している事実を報じている。

 同社の警備員の内部告発によるもので、残業代を払わないだけでなく、国家権力に市民の個人情報を売り渡すという点でも、マリンセキュリティ社のブラック企業ぶりが明らかとなっている。民間企業と防衛省・自衛隊、海上保安庁、公安警察が繋がって市民弾圧に乗り出している。そのための情報収集であり、戦前の特高警察の民間スパイのような役割をやっている。

 前日、沖縄防衛局に対し、マリンセキュリティの問題を追及しているのだが、その後の対応がどうなっているかを見るため、同社のゴムボートや船の様子を観察し、併せて抗議活動を行った。相も変わらずカメラを向け情報収集を行っているが、こちらもその証拠を集めて今後、様々な抗議を行っていく予定。

 カヌーチームは帰りに向かい風で苦労したとのこと。こちらはそれを知らず、遅いので時間つぶしにテント2で猫と戯れる。中にはカヌーや船よりも猫のことが気になる人もいるかもしれないが、2匹とも元気でやっている。


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