海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

八重岳に残る国頭支隊司令部と野戦病院の跡

2015-09-03 18:26:06 | 米軍・自衛隊・基地問題

 今年の6月23日、沖縄戦「慰霊の日」に国頭支隊本部壕と野戦病院の跡地を訪ねた。場所は本部町の八重岳の頂上近くで、三中学徒之碑から頂上向けに行くと、道路脇に案内標識が立っている。70年前の4月半ば、国頭支隊が撤退する際に、重傷患者は置き去りにされて自決を強いられた場所である。

 NHK戦争証言アーカイブスで、なごらん学徒隊の上原米子さんの証言「八重岳野戦病院からの撤退」を聴くことができる。沖縄島北部の戦争を知るために、多くの人に聴いてほしい。

http://cgi2.nhk.or.jp/shogenarchives/shogen/movie.cgi?das_id=D0001130140_00000

 慰霊の日に森の中にある壕の入口には、あかばなー(仏桑華)や米、塩が供えられていて、ひっそりとした木陰をコノハチョウが飛んでいた。

 


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