海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

傍若無人なMV22オスプレイの訓練

2013-12-11 17:48:51 | 米軍・自衛隊・基地問題

https://www.youtube.com/watch?v=399fqJtkuNk

 先週後半に所用で福岡に行ってきた。沖縄では見られないイチョウ並木の黄葉が綺麗だったが、いつもながらヤマトゥに行って感じるのは、空を米軍機が飛んでいないことだ。岩国や厚木、三沢などをのぞいて、大半の地域では米軍機が日常的に飛んでいる姿を目にすることはないだろう。しかし、沖縄に帰ってみれば写真や動画の通りだ。

https://www.youtube.com/watch?v=vjNZSeWpbLU

 10日、11日と続けて高江の北部訓練場メインゲート近くのヘリパッドで、オスプレイが離着陸訓練を行っている。特に11日の訓練はひどかった。南東方向から飛んできたオスプレイ2機は、高江小中学校上空をヘリモードで低空飛行し、メインゲート近くのヘリパッドで離着陸訓練をくり返していた。やんばるの森と住民生活を脅かす様子を眺めていることしかできないのが歯がゆく、苛立たしい。

 N4地区で二つ目のヘリパッドが完成すれば、こういう訓練が集落のすぐ近くで頻繁に行われる。市街地が危険だからやんばるに基地を「移設」しろ、というのはとんでもない話だ。少数者に犠牲を強要する愚劣さを、沖縄県民自身が容認すればおしまいである。辺野古であれ高江であれ、これ以上の基地を造らせてはならないし、無条件返還を求めるのは68年間も基地負担を強いられてきた沖縄県民にとって当然の権利だ。

 

 

 

 


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