海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

7月22日の高江の様子 1

2013-07-22 23:58:42 | 米軍・自衛隊・基地問題

 参議院選挙は、自民党の圧勝に終わった。山城博治さんは、全国的な社民党の退潮を克服できず、残念ながら当選できなかった。しかし、高江のヘリパッド建設に反対する糸数けいこさんは、全国的潮流に抗して3選を勝ちとった。

 高江のヘリパッド建設や辺野古の新基地建設は、これからさらに厳しい状況を迎える。現場では目の前の動きを正確につかんで、最善の対策を尽くし続けるしかない。22日も早朝から、北部訓練場のメインゲートやN4ゲートを中心に、ヘリパッド建設に対する監視行動が取り組まれた。

http://www.youtube.com/watch?v=ShmjK2EBUjk

 メインゲート近くのイヌビワの実をノグチゲラがついばんでいた。メインゲートでは毎日のようにノグチゲラの姿を目にする。それはN4ゲート付近でも同じだ。このこと一つを取ってみても、高江の森の価値を示して余りある。

 N4ゲート付近で監視活動をしていると、N4テント西側の森(沢)を人が歩く音が聞こえた。ヘリパッド建設に向けた環境調査をしていると直感し、調査員が乗ってきた車を探すと、推測した場所に止まっていた。調査員が戻ってくるのを待って抗議すると同時に、貴重な森の破壊につながる調査を止めるように訴えた。

 環境調査が終わると、希少動植物の移植が行われ、その後、ヘリパッド2建設予定地の樹木の伐採が始まる。やんばるの森では夏咲きのエビネやランが美しい花を咲かせているが、N4地区とその周辺にも同じような花があると思われる。それらは移植の対象ではなく、伐採、整地作業によって永久に失われる。それを止めるには、一人でも多くの人が現場にかけつけ、行動するしかない。ノグチゲラが棲み、この美しい花が咲くやんばるの森を守りましょう。

 

 


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