海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

安和の琉球セメント桟橋で抗議行動

2019-03-13 23:53:47 | 米軍・自衛隊・基地問題

 毎週水曜日は安和の琉球セメント桟橋で、土砂の積み込みに対する大行動が行われている。カヌーチームも毎回参加しているが、13日は午前10時頃に安和に着くと、第八そうほう丸が積み込み作業を行っているところだった。

 喫水を見るとまだまだ時間がかかりそうだったので、カヌーチームはゲート前の抗議行動に参加した。

 トラックが出入りする2か所のゲートで抗議行動が行われ、同時に車を使っても抗議行動が取り組まれている。土砂を積んだトラックは右折して桟橋に入るので、ゲート前でデモをしていると信号の変わり目に1台入るのがやっと。

 春休みに入って好天に恵まれ、本部町の美ら海水族館に行く観光客が乗ったレンタカーがひっきりなしに通る。抗議行動との相乗効果で、普段に比べて土砂の搬入が大幅に遅れた。大行動の効果は大きい。

 ゲート前の皆さんの頑張りで、土砂の積み込みが終わったのは午後2時頃だった。それに合わせてカヌーチームは11艇で海に出て、ゴムボート1隻とともに桟橋付近で抗議行動を行った。

 海保の強制排除を踏まえて、どうすれば効果が出せるか工夫を凝らしてきた。ゴムボートのメンバーとともに二段構え、三段構えで頑張り、ガット船が桟橋を離れて安和から出て行ったのは3時40分頃だった。この日は2隻目の接岸はなかった。

 海保に拘束されたカヌーチームが浜に戻るまで、ゲート前で頑張った皆さんが声援を送ってくれた。感謝!陸と海とで共同した取り組みができるのが、水曜大行動のいいところだ。

 多くの市民が現場に集まれば、工事を止めたり遅らせることができるのは、この日の大行動が証明している。県民投票の結果を「真摯」に無視して工事を強行する安倍政権に、黙って泣き寝入りしてはいけない。怒りを行動で示さなければ、さらに図に乗って攻めてくる。ともに頑張りましょう!

 


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