海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

安和でガット船への土砂積み込みに抗議

2020-11-27 21:37:43 | 米軍・自衛隊・基地問題

 27日(金)は朝、カヌー8艇を安和まで運び、土砂積み込みに抗議しようとしたが、現場でダンプカーの台数を数えているAさんの話では、今日はガット船が1~2隻で終わりそうだという。それでは、塩川の抗議行動に参加しようか、ということで移動したのだが、ここでもいつものランプウェイ台船と違い、ガット船・第二十八旭丸が接岸していて、積み込む量が普段の半分以下という。本部町島ぐるみ会議の抗議行動も休みのようだったので、安和に戻って海に出た。

 琉球セメントの新桟橋では、國喜18が土砂の積み込みを行っていた。この日はカヌーを固定することを止め、ガット船のまわりでプラカードを掲げて抗議することにした。途中から海保が来て規制を開始したので、新桟橋下や周辺に移動しながら抗議を続けたが、最終的には全艇が拘束された。

 国喜18は午前10時半頃、新桟橋を離岸し塩川沖に向かっていった。

 午前10時50分頃、海保のゴムボートから解放されて浜に戻った。2隻目のガット船は来なかったので、出入り口前で行われている土砂搬入への抗議行動に加わった。ところが、ここでも土砂を積んだダンプカーの動きがなく、土砂を積み上げるショベルカーも動きを止めていた。

 火・水曜日に夜8時まで残業し土砂を搬入したようなので、今日は午前中で作業を切り上げて休みを取らせたのだろうか。土砂の搬入が早めに終わったので、抗議行動も午前11時35分頃に切り上げた。

 締めくくりの集会では、カヌーメンバーも3名が発言した。新型コロナウイルスに気をつけながら陸と海で連帯しようと最後は、頑張ろう!と拳を突き上げた。

 辺野古に戻ってカヌーを片付けたあと、テント2周辺の伐採してあった木の枝を片づけ、午後3時11分頃に豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。K8護岸にはランプウェイ台船・屋部3号が接岸し、土砂の陸揚げを行っていた。

 K9護岸から運ばれてきたものと合わせて、土砂は②工区のK1護岸側や中央部付近に投入されていた。

 埋め立て地の一部は根固め用袋材の置き場として利用されているようだ。

 午後3時33分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。K9護岸にもランプウェイ台船が接岸し、土砂の陸揚げが行われていた。

 ガット船は第八高砂丸が停泊していたが、沖から第八藤進、聖嶺、marumasa2号、栄雄丸が大浦湾に入ろうとしているところだった。大浦湾からはこの日、ガット船5隻(第百三十六伊勢丸、清明、美鍛丸、かいおう丸、神峰)が土砂を下ろして出て行っている。

 船腹に「FUKUDA SALVAGE」と書かれたサルベージ船が大浦湾に停泊していた。今日何かの作業をしたのか、明日以降何をするのか注目したい。


この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 雨のなか、ずぶ濡れのまま放... | トップ | ②工区への土砂投入が進められ... »
最新の画像もっと見る

米軍・自衛隊・基地問題」カテゴリの最新記事