海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

N1表ゲートへの砂利搬入阻止行動が続く。

2016-08-09 23:26:29 | 米軍・自衛隊・基地問題

 9日は朝から、N1表ゲートに搬入される砂利を積んだダンプカーの車列に、阻止・抗議行動を展開した。この日も前日に続きダンプカー10台が砂利を積載してやってきた。前後を固める警察車両とともに、N4ゲート付近から車列に対して抗議をはじめた。

 集合地点となった新川ダムの入り口で沖縄県警が交通規制を行い、抗議に出ようとした市民の車の半分ほどを封じ込めた。先に出た市民車両は新川ダムの入り口と北部訓練場のメインゲートの間をゆっくりと往復し、やってきたダンプカーの車列に対し、路上に出て徒歩で抗議する市民とともに阻止行動を展開した。

 ダンプカーが北部訓練場のメインゲートに入った後も抗議行動を行ったのだが、この日は前日の阻止・抗議行動に警察側が振り回され、大幅に時間が遅れたため、メインゲートの手前で車両を規制し、いっさい北上させなかった。そのため抗議は路上で徒歩による抗議しかできず、それも機動隊が一人に数名がかりで抑え込んだ。

 これまでN1表のゲート南側を担当していた沖縄県警が、この日は新川ダム入り口の車両規制を行い、そのあとはメインゲートからN1表ゲートに向かう途中で市民の弾圧を行っていた。N1裏のテントを守るためにそこに市民が集まり、N1表側のテントはほとんど人がいなくなっている。そのため沖縄県警が自由に動けるようになっている。

 メインゲートからN1表に向かう車両の規制についても、N1表での抗議行動がなくなったため容易に行われている。いつまでもN1裏にこだわって、そこで集会を開いて活動の中心にしていると、実際に砂利搬入が行われているN1表のテントが使用不可能になりかねない。すでに今日は砂利を積んだダンプカーが移動中は、新川橋の所で規制されてN1表に徒歩で行くこともできなくなっていた。

 N1裏は現在、警察・機動隊は放置状態だ。N1表から砂利を搬入することに機動隊の全力を注いでいる。この現実を見ないで、いつまでもN1裏にへばりついているつもりか。早急に行動拠点をN1表側に戻すべきだ。N4のヘリパッド建設では、沖縄防衛局に出し抜かれて砂利を搬入されてしまったために建設を許してしまった。同じ過ちをくり返してはならない。

 N1表ゲートに砂利を搬入している間、メインゲートから北進する車両はすべて通行止めとなった。そのため長蛇の車列ができて2時間近く動けなくなった。県道をこういう形で封鎖することは許されない。

 県道70号線は簡単に迂回できず、北進できないと国頭村に向かう車は、1時間以上かけて西海岸回りを強いられる。規制している愛知県警は、そういう事情を知らなかった。なんというでたらめさか。沖縄に米軍基地を押しつけ、強化するために無法がまかり通っている。

 9日は旧暦の七夕で、午後から墓掃除に行った。今年は新暦と旧暦の盆が一部重なっているが、こういう期間にも工事を進めるつもりだろうか。


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