漫画『シャーマンキング 完全版(11)(12)』★★★
チョコラブが頑張る巻です。シャーマンキングって漫画は他のバトル漫画と違って、いつも全力な気がします。キャラ1人1人が出し惜しみせず、最強の技を初っぱなからぶつける。ドラゴンボールでいうならセルゲームの開始とともにかめはめ波ぶっ放すみたいな。でも、そういうことやっているから話続かないんだよなぁ。でも、ここら辺の話が世間的に一番盛り上がってた時期なんじゃないかな。
漫画『たいようのマキバオー(2)』★★★★
前作『みどりのマキバオー』に比べて笑えるところはないんですけど、劣等感とか負け組とか今の時代にマッチングしたテーマを上手に描けているように思います。やっぱりこの作品は90年代では絶対うけないだろうし登場しない作品で、今の時代だから良さをかみしめられる。2巻ではかませ犬の存在について。勝ち負けが人気と釣り合っていなかったり、勝ち負けを操作することでその世界を成立させたりすることについて考えさせられます。最後のページでマキバオーだけじゃなくて、みんなが泣きます。
漫画『NANA(20)』★★★★
久しぶりに読む価値のある巻がきました。ここ数巻がこのためにあったのか…とまではいきませんが、ぐだぐだだった展開にようやく変化が表れます。まぁそれ以外は特に言うべきことはないですね。
文庫『みぞれ』(重松清)★★★
短編集です。個人的に短編集が好きではないのですが、短編集で良かったと思える内容です。重いです。昔だったら『私には関係ないな』って思えた内容だったかもしれませんけど、社会に足を踏み込む寸前の私には近く感じられる内容でした。なかでも『メグちゃん危機一髪』は考えさせられました。一昔前だったら『拝啓ノストラダムス様』になにか感じていたかもしれませんが。まーこの本は人間関係を見つめ直したい人に読んでもらいたいです。間違っても人間関係に悩んでいる人が読んではいけないと思う。人間関係が順調にいきすぎている人に読んで欲しい。そして気付くよ、この世界の息苦しさに。
文庫『TEST MATCH―宿沢広朗の「遺言」』(講談社+α文庫 著:宿沢広朗)★★★★
指導者の理想がここに書いてる。指導者というか管理職の理想かもしれない。いかに部下を効率的に運用して組織をうまく動かすか。人心をつかむのが不得意な管理職の人にはお勧めかもしれない。つまり57代の幹部にはお勧めってことですね(何。それは置いておいて、まぁ結構当たり前のことが書いてあると思います。これぐらい冷静に組織を見られなきゃ駄目だよね。
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